新しいCDレシーバーを買った。

新しいCDレシーバーを購入しました。CDレシーバーというのは要するにミニコンポのことなんですが、CD再生機能その他が付いたアンプ程度に思ってください。モデルはマランツのM-CR612。ミニコンポではありますがCDレシーバーと書いたのは、M-CR612はスピーカーが付属しない単体製品だからです。ちなみにスピーカーは今まで使っていたミニコンポのスピーカーを流用することにしました。

オレの部屋はそんなに広くないし(つまり狭い)、アパートなのでそんなに大きな音は出せないし、最も大きな理由として高額なオーディオ製品を購入できるほどいいお給料を貰っているわけではないということで、これまでずっと安物のCDコンポを使っていたんですよ。ただ、フロントローディングのCDトレイって故障しやすい部位で、今まで使っていたCDコンポもトレイの開閉に支障をきたしていたんですよね。それで今回の購入という事になったのですが、今の部屋に越してきてから今回で3代目になるので、いかに故障しやすい部位か分かるでしょう。

最近はレコード流行りなんだそうですが、オレはもっぱらCD派で、このCD派ってのも今や少数派らしいし、CD自体売れ行きが落ちているらしい。そもそもCD再生機を持っていないとか、要するに音楽を聴くのにPCやスマホで済ます方が殆どらしく、実はオレもデジタル音源や音楽サブスクで音楽を聴くことのほうが多いのですが、でもCDの音というのは比べてみるならやっぱり優れているんですよ。そういった部分でCD再生機を生活から無くしてしまうというのはどうしてもできない事ですね。

という訳で次のCDコンポを物色していたのですが、CD自体が売れていないという事情からか、製品が少ないんですよね。あるにはあるんですが、簡易的に使い方向けの安価な製品と、オーディオ好きな方向けの高級機に二極化していて(そもそもオーディオマニアの方はCDコンポなんて購入しないでしょうが)、オレみたいな「安価な製品は音がイマイチだから避けたいけど、かと言って高級機買うほど予算が無い」という人間には選択肢が少なくて悩んでたんですよ。

しかしそれほど選択肢の多くない中で光っていたのがこのM-CR612だったんですよね。というか価格帯的に言うなら安過ぎず高過ぎずという部分でこれしかない、という製品でした。メーカーもマランツなら間違いないだろうと思ったし。もちろん機能も申し分なく、以前ブログで書いた「結局Spotifyにした。」という記事でちょっと触れたWi-FiBluetooth機能も完備、ネットラジオが聴けるなどネットワークプレーヤーとしても使い勝手がよく、願ったり叶ったりの製品だったんですよね。

さて注文していた製品が届きセットアップも終了、さてどんな音やらと期待を胸にCD再生したら、今まで使用していた安価なCDコンポの音と別次元でぶっ飛びました!音のきめ細やかさや透明さはもちろんですが、今まで音楽再生していて聴こえてなかった音がガンガン飛び出してくる!というか、殆ど別物の音になってる?!なんだこれ?!……としばし呆然としたあと、嬉しくなってゲラゲラ笑っちゃいましたよ!だって聴くCD聴くCD、みんな最新リマスター盤かリミックス盤じゃないかと思っちゃうほど音がリフレッシュしまくってるんだもの。なにしろCDを再生している隣の部屋にいても明らかに音質が違うと分かってしまうんですから凄いものです(というか今まではなんだったんだ)。

当然とはいえSpotifyで再生した音源までとても綺麗な音になり、これからの音楽生活が一層充実しそうで本当に楽しみです。これでスピーカーをもっと高級なのに替えたらまた音も良くなるのでしょうが、もうそこまで出費できません!もうすぐ定年だから貯金蓄えなきゃならないの!……それにしてもオレの少ない予算内で考えるならとてもいい買い物でした。

【M-CR612製品レビューの要約】ピュアオーディオメーカーのマランツが、ミニコンポ市場で好評を博している「M-CR600」シリーズの最新機種「M-CR612」を発売する。CR612は、バイアンプまで搭載されており、ツイーターとウーファーを別々にドライブすることができる。また、新たに搭載された「パラレルBTLドライブ」機能により、一部のシングルワイヤ接続対応のスピーカーでもバイアンプ駆動が可能になった。さらに、デジタルパワーアンプの音質も向上し、ネットワークプレーヤー部分も機能が向上している。価格は7万円で、4月下旬に発売される予定だ。