最近読んだ、というよりも去年の暮れあたりから読んでたコミックを並べてみた。要するに最近あんまりコミック読んでないのね。
■古本屋台/Q.B.B.
「古本」と「(一杯飲み屋の)屋台」というミスマッチを狙った作品なんだろうが、なかなか不思議な味わいだった。おまけに後半からどんどん『無能の人』時代のつげ義春テイストが混入してきてさらに奇妙さが倍加してゆく。
■ダンジョン飯(6)/九井 諒子
ダンジョン探索の明確な目的が提示される今作、九井諒子はファンタジー描かせると本当に上手い漫画家だな。
■岡崎に捧ぐ(4)/山本さほ
岡崎に捧ぐ 4 (BIG SUPERIOR COMICS SPECIAL)
- 作者: 山本さほ
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2018/03/28
- メディア: 単行本
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「岡崎に捧ぐ」はいよいよ暗黒の社会人篇。この辺りの苦さは身に憶えがあり過ぎて非常に感情移入して読んでしまった。アートスクール脱落組って、これオレのことじゃん……。
■いつもぼくをみてる(1)/山本さほ
そんな山本さほの、実体験ではないオリジナル作品を読んでみたのだが、う~んこれも体験に依存しすぎていて想像力の限界を感じたなあ。
■監獄学園(28)/平本 アキラ
えええええ!?「監獄学園」これが最終巻っすか!?最後にイイ話に持って行くと見せかけてこの展開は!?いやもう最後まで平本アキラのストーリーテリングの絶妙さに脱帽。
■ヴィンランド・サガ(20)/幸村 誠
いかん、11月に読んだからどんな話だったか忘れてる……。
■いとしのムーコ(12)/みずしな 孝之
これも話は忘れたが、まあいつも通りやんちゃでかわいいムーコでした。
■レベレーション(啓示)(3)/山岸涼子
山岸涼子のジャンヌ・ダルク物語、"啓示"と”妄執”の境界がどこまでも破壊されてゆく展開には息を呑むばかり。 山岸涼子の冷徹な視線は毎回心胆寒からしめるものがあるな。
■終わった漫画家(1)/福満しげゆき
いつでもどこでも己のリビドーのみを信じそれに悶々とする主人公に相当うんざり。