GO!GO!ゴーゴー!55歳!(......)

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なんと今日はオレの55歳の誕生日なのである。

55歳。ぞろ目である。55、という数字はGO!GO!とも読めないでもない。イケイケである。やる気満々である。しかしそんなもん単なる字面である。55歳にイケイケもやる気満々もあるものか。どっちかっつうとヘロヘロで嫌気満々である。年なんだよ。ジジイなんだよ。老体なんだよ。

いやあ、50になった時から「ヤヴァイヤヴァイ」と思っていたが、その50代も遂に折り返し地点ではないか。55歳と言えば四捨五入にしたら60歳、いよいよディープ老境へと足を踏み入れつつあるのである。

なんといってもあと5年で定年である。そして10年もしたら年金である。その頃まで仕事はしているのだろうが、貯金の少なさに暗澹たる気持ちである。若い頃に何一つ人生設計などせず自堕落に日々をやり過ごしてきたつけがまわってきつつあるのである。生活していけるのだろうか……その頃まで健康でいられるのだろうか……そもそも生きているのだろうか……考えれば考えるほど明るい材料が無い。姑息にも生活保護まで念頭に置いている今日この頃である。

暗い。辛い。望みが無い。だから今のうちにネットの知り合いを増やしておいて今からさんざん友達面して5年後10年後に無心したりただ飯食わせてもらったり23日泊めてもらったりして嫌な顔をされることなどものともせずセコクいやらしく生きよう。そうだそうしよう。というわけで皆さん今後ともホントによろしくお願いします。

というわけで人生設計も完了したので(いいのかよそれで)、近況などをつらつら書いてみる。毎年誕生日になるとこのような駄文をブログに書き続けていたオレであるが、ちょっと去年の文章を読み返してみた。 

この1年前の記事と今を比べてみる(いやしかしブログってホント便利ですね。みんなも書いたほうがいいよ)。まず健康だ。とりあえずこの1年たいした大きい病気も怪我もしていない。人間ドックに行っても相変わらず中性脂肪が高いと言われるくらいだ。体重も変わっていないが、実はオレの体重って20年位前から殆ど変わっていない。とはいえこの年になるともうどんな病気をしてもおかしくない。

一年前と比べると如実に疲れが抜けにくくなってきているな。月曜から出勤して水曜日にはもう体がキツイ。以前は朝すぐ起きられたものだが、この頃はまだ寝ていたいと思ってしまう。以前は早起きして喫茶店で読書なんぞしていたものだがその習慣も今は週に23回がやっとだ。

酒の量は若干減ったな。まあこれは自分でもいいことだと思っている。金掛かるしな。飯の量は変わらないような気もするが、これも減っているのかもしれない。ただ以前は暴飲暴食だったから人並みになってきたという事だ。ピザでビール、なんて殆どしなくなったよ。ただ煙草の量は減らない、というか以前より増えてるかもなー。頭しゃっきりさせるために吸うんで、逆に言うと以前より頭がしゃっきりしていないのかもしれない。そうそう、体力スタミナも落ちてきているが知力もヤバイよなー。なにより去年と比べて、ブログ更新量を落とした。以前は週5だったが今は週3である。むしろこれはブログばっか書いてないでもっと日常的なことをしなきゃな、と思ったからなのもあるが。

この頃は有名人の訃報を聞くと、その人の業績や自分の思い入れの度合いなんかではなく、「何歳で死んだか、どんな理由で死んだか」ばかり気になる。自分が何歳まで生きるのだろうか、どんな死に方をするのだろうか、ということを重ね合わせてしまうのだ。55歳はまだ若いとも思われるかもしれないが、そろそろ死にやすくなってくる年でもあるのだ。というか、もういつどんな理由で死んでもおかしくなくなってきているのだが、普段はそんなことを考えないようにしているのを、有名人の訃報を聞くことで思いだしてしまうのだ。

毎日生活していてもなるべく「もう年寄りなんだから」と思うようにしている。体力面ではなるべく無理をしないように、精神面ではなるべく穏やかにしているようにだ。若い頃と同じようにやってしまうと必ずツケがくるし、気持ちが落ち着いていないとストレスが溜まるのだ。社会面は、これはネットも含めてだが、若い人の前であまり出しゃばらないようにしている。どうしたって若い人には負けるし、それにこれからの社会は若い人のためにあると思うのだ。年寄りは大人しくしているに限る。

そんなだから、今望むことは何事もなく細く長く生きたいだけである。なんかもうひどくつまらないことを書いているが、オレのようなたいしたことのなかった凡人が思う事なんてそんなものである。言葉を重ねるごとに辛気臭さが瘴気のように溜まってゆくのを感じるが、こんな文章を書くのは毎年誕生日の時だけにしているので許してくれ。

毎年のことになるが、こんなオレをいつも眉間に皺寄せながら面倒見てくれている相方さんに今回も感謝の言葉を述べておこう。彼女がいなければオレはきっと早死にしていただろうからな。ある意味命の恩人なんだ。まあ、なんとかやってきた。これからも、なんとかやってゆこう。