52


というわけで本日で52歳になるオレである。

52歳…半端な歳である。50歳になったときは「うおお大台だああ!!」などと恐慌をきたしていた。51歳ともなると「わしもすっかり爺さんじゃのう…ぐふふ」と脱力しまくっていたものだった。しかし52歳。脱力気味の人生がさらに大幅に脱力してゆくだけである。なにしろとことんひたすら老いさらばえていくというだけの話である。他に何も思い浮かばない。ことほどさように52歳というのは茫洋とし索漠としたものなのである。

そんな52歳であるから、特に抱負も目標もない。そもそも毎年誕生日になると何か抱負や目標を考えようとするのだが、何も出てこない。健康で美味い物食えて美味い酒飲めていればそれでええじゃないか。相方さんといつも楽しく過ごせていられればそれでええじゃないか。もちろん人生はままならないものだが、それでもあえて幸福であろうとし続けることを忘れない、それだけを念頭に置いて生きていられればいい。要するに無病息災、ということである。

しかしこれは毎年そう思っていることだしこれからもそう思い続けるだろう話だ。健康が次第に衰えていくのは感じるが、それに見合った生活態度でいればいい。無理に若い頃のコンディションでいようとは思わない。そもそもオレは若い頃が身も心も一番コンディションが悪かったからな!20代とか30代の頃の話だがな。だからある意味段々健康になっているような気さえするよ。比較の問題だけど。今は健康ったって普通の50代のコンディションなんだろうが、オレとしてはたいしたものだと思ってるよ。あんだけ暴飲暴食してさらに睡眠時間も短くておまけにいつもカッカしてたもんな。まあ今もたまにカッカしてるけど、昔ほどじゃない。

健康といえば何か月か前に胃の調子がずっと悪くて、こりゃちょっとヤヴァイんじゃないか?と思って医者行って胃カメラ飲ませてくれ!って頼み込んだよ。で、結果としては「若干荒れてないこともないですがほぼ健康ですよ?」ということ。写真も見せてもらったが、随分前ピロリ菌の治療した時に撮った胃の写真よりも綺麗だったぐらいだよ。でも痛かったんだよなあ、いったいなんでだろうなあ、胃カメラとかでも出ないオッカナイ病気なのかなあ、なんて思ってたんだが、ある日ね、いつも使ってる歯磨き用のコップがたいそう汚れていることに気が付いてね、それ捨てて新しいのにしたら治ってさ…。ってことはなにかい、オレは不衛生なコップ使ってたからずっとお腹が痛かった、ってそういうことかい!?と安心したのと同時に自分の衛生観念の無さに自分で怖気だってさあ。いやああれから気を付けるようにしてるよ…。

というわけで誕生日の抱負を書くつもりが自分の不衛生極まりないだらしない生活ぶりを暴露し周囲をドン引きさせる文章を書くことになってしまったオレであった。いやまああんまり書くことないし。

久々にまとまりなくダラダラと独り言書いたな(まあいつもの日記もダラダラだが)。ええと、最後に、こんなしょーもないオレでもいつも相手にしてくれる相方さん、それとオレとたまにおつきあいして下さってる皆さんに、最上級の感謝を込めて終わりにしたいと思います。いつもありがとね。また楽しく過ごしましょう。