チュィィーーーーーンッ!と加速してブウォウォウォオンとスローモーションになるアクション・ゲーム『ヴァンキッシュ』であります。ロシア強硬派に占拠され大量破壊兵器と化したスペースコロニーを奪取するため、米軍特殊部隊と新型バトルスーツに身を包んだ主人公が敵の待ち受けるスペースコロニーに潜入するんですな!新型バトルスーツは加速装置とARモードと呼ばれるスローモーションを駆使して襲いかかる敵ロボットをドッカンドッカンと破壊しまくるんですわ。この加速とスローの使い分けが楽しいゲームとなっているわけですよ。
敵の数は相当なうえ、これでもかという強烈な弾幕が襲いかかり、最初「無理。このゲーム無理」とか思いましたが、操作に慣れてみるとこれが意外とサクサク進められ、そのテンポの良さに止め時が見つからないという実に面白いゲームとなっております。とか言いつつ実はこのゲームで一番楽な「カジュアルオート」という難易度でやっているからなんですが、これが自動照準で敵を狙い、面白いぐらいスピーディーに粉砕しまくれるからなんですな!ヘタレでスマン!いやでもこれはこれでゲーム満喫できますから!その代わり合間合間で現れるボスキャラはなかなかの歯応えで攻略に手間がかかり、このへんのバランスはさすがとしかいいようがありません!
このゲーム、ディレクターを『バイオハザード』、『デビルメイクライ』などを手がけた三上真司氏、プロデューサーを同じく両作を手がけた稲葉敦志氏が務め、開発があの『ベヨネッタ』のプラチナゲームズ、ということでかな〜り期待していたんですが、いやー全く期待通りの出来栄えになっておりますね。スタイルとしては『ギアーズ・オブ・ウォー』あたりのカバリングアクションを参考にしているのかも知れませんが、作品のスピード感や操作性こちらのほうが断然上だと思うし、またFPSですがあの『Halo』あたりと比べてもSF的世界観は『ヴァンキッシュ』のほうが洗練されているように感じます。要するに海外の著名タイトルに全く引けを取らない非常に完成度の高いアクションゲームだと思うわけですよ!
しかしそれにしても、スペースコロニー内であんなに派手にドンパチやってて大丈夫なんでしょうか!?一応なんとかいう博士を取り戻すのが目的なんですが、敵も味方もなんにも考えずにドッカンドッカンやってます!終盤なんてコロニーのシステムぶち壊しまくります!おお〜い!必殺コロニー落としかよ!それって誰得だよ!?まあ破壊は楽しいから関係ないか!?それとバトルスーツが加速走行する時って、地面にケツと膝を付いた体勢でチュィィーーーーーンッ!と突き進むわけなんですが、そのたびに操作しているオレは「ケツが剥ける!膝が剥ける!」と馬鹿なことをついつい考えてしまいます!しかし本当に膝擦り剥けてないんでしょうか!?ゲームしながら気になってしょうがありません!
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