ミリタリー・ホラー系FPS『F.E.A.R.』から4年振りの続篇。前作『F.E.A.R.』では軍関係の研究組織アーカムテクノロジー(ATC)が開発したクローン兵団の反乱を制圧する為に急行した特殊部隊F.E.A.R.*1の隊員が体験する恐るべき霊現象を描いたFPSゲームであったが、今作でも激しい銃撃戦の合間に不気味な霊の姿がいきなり現れて、ひたすらビビらされるゲームとなっている。
それにしても前作はゲームプレイに相当高いPCスペックを要求され、当時持っていたPCでは殆ど動かなかった、なんて思い出があるな。あと迷路のようになった暗くて寂しい屋内を延々敵を倒しながら進んでゆくという閉所恐怖症になりそうなゲームでもあったな。
で、恐怖描写なんだが、これが突然視界がちらちら揺れて不気味な人影がいきなり目の前に現れたと思ったら「うがががが」とか言って掴みかかってきたり、きっとあの世だと思われる変な色をした変な世界にとりこまれてそこで赤い服を着た小さな女の子が悲しそうにうつむいていたり、こと霊現象に関してはホラーというよりは"怪談"といった感じの演出なのだ。
あと例によってそこらじゅう血だらけ死体だらけ。銃で撃った敵は派手に血飛沫上げてバラバラになってくれるところがとっても嬉しい。さらにゲームではいわゆるモビルスーツとの戦闘、さらに自らもモビルスーツに搭乗してゲームを進める場面がある。敵にするとかなりの強敵だが、自分が乗ると殆ど無敵状態、ガッコーンガッコーンと音をさせながら前進しモニタ越しに敵を蹴散らすのはかなり楽しい。
このようにFPSのぶっ殺しの爽快感にホラー演出を加味したところが新しいテイストのゲームになっている。ただ、こちらはをバリバリ撃ちまくって敵を血の海に沈めるのを楽しみにしながらゲームをやっているというのに、ホラー演出が入るとテンポが落ちてしまうところが逆に鬱陶しかったりする。まあホラー要素が無かったら普通のFPSになっちゃうんだけどね。
あとこれはオレが英語が全然ダメなせいなんだが、ストーリーの意味が全く分からない!前作のクローン兵の反乱だの霊の出現の理由だのはこの文章書くために今さっき調べて分かったぐらいで、ということは、前作はストーリーチンプンカンプンのままクリアしたということだな!今回もなんで戦闘が継続しているのかやっぱり分かってない!ただまあ完成度はかなり高く出来ており、敵をバリバリぶっ殺して霊が飛び出てびっくりさせてくれればそれでおもしれえや!というゲームに仕上がっているな!
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*1:First Encounter Assault Recon=第一種遭遇強襲偵察部隊