- 出版社/メーカー: エレクトロニック・アーツ
- 発売日: 2005/02/17
- メディア: CD-ROM
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ゲーム画面はクローン兵のバイザー越しという設定で、そこにディスプレイが表示され、これはこれで雰囲気が出ている。また、戦闘不能になっても仲間を呼んで体力回復を要請し、復活する事も出来る。ただし、仲間が戦闘で忙しいときは「後にしてくれ」とか冷たく断られる。勿論倒れた仲間の体力回復をさせて復活させる事も出来る。
何しろ忙しいゲームで、四方八方、さらに上空から敵がワラワラ現われ、その中で爆弾を仕掛けたりメインコンピューターにアクセスしたりと行動をしなければならないのだが、仲間がいる分それほど難易度が高い様な気にならない。さらに弾薬や体力回復ポイントが割と大目に配置してあり、サクサクゲームを進めることが出来る。その為展開はスピーディー。進路も一本道で、もうなんだか分からないうちにどんどんマップの奥に入り込んでいる感じ。ダレない程度に堅い敵も要所要所に出現し、このへんのストレスの無さやゲームバランスはよく練られていると思う。忙しいけど。
武器はそれほど多くなく、メインの武器となるブラスターにアタッチメントを付けて対応する。又、デトネーターと呼ばれる手榴弾が数種類あり、戦闘中はこれを使用することが多い。集団でやってくる敵や堅い敵に非常に効果があり、ブラスターとデトネーターを交互に使って戦闘を切り抜ける、といった感じ。近接戦闘のブレードがなぜかかなり強い。
SWは様々なゲームが発売されているが、このSWRCは映画のメインキャラクターやジェダイ戦士などの設定を離れる事で、SW世界にそれほど拘らない独自のSF・FPSとして楽しむ事が出来る。だからSWに興味の無い人でも良作のFPSとして遊べると思う。それにゲーム画面はかなり綺麗だし、建造物や乗り物などのデザインもSW世界を踏まえつつも独自のカラーを持っており、秀逸さを感じる。
でもクローン兵って、SWの悪玉ジャンゴ・フェットのクローンなんだよね。共和国と独立星系連合の戦争ではあるけれど、どちらが正でどちらが邪というわけではない。最終的に共和国は銀河皇帝を頂点とする帝国軍と化して全宇宙を恐怖政治の下に支配しようとするする訳だし。だからこのゲーム内の戦争には正義やヒーローが存在せず、このクローン兵にしてもその後の帝国軍のストーム・トゥルーパーの原型でもある訳だし、そういったバックストーリーを想像しながらゲームをやると、悪玉になってダークな戦争を行っている気になってくるのも微妙に面白い。
公式HP http://www.japan.ea.com/republic_commando/
デモ http://www.gamershell.com/download_8203.shtml