この間の10日と11日は相方さんと二人、那須塩原の馬頭温泉へ一泊旅行に出かけていました。オレが還暦を迎えた!というのと、相方さんの仕事がようやく一息ついた!というのがあり、じゃあお互いお祝いを兼ねて小旅行でもしようか、という事になったんですね。
那須塩原を選んだのはカピバラのいる「なかがわ水遊園」を観に行きたかったのと、那須塩原は結構温泉があるのでそこでゆっくりしようじゃないか、という理由からでした。旅行の予定を立てあれこれ予約を入れた頃から台風がやってきて、一時は天気が心配だったんですが、当日は見事に晴れ渡りまさに行楽日和!な2日間でした。
当日は東京駅から新幹線に乗り那須塩原で下車、そこでレンタカーを借りて最初の目的地「道の駅ばとう」を目指します。昼食をここでとることにしていたんですよ。ちなみにオレは車の運転がダメなので運転するのは相方さんです。頼んだぜ相方さん!
「道の駅」というのは「日本の各地方自治体と道路管理者が連携して設置し、国土交通省により登録された、休憩施設、地域振興施設等が一体となった道路施設」のことを指します*1。「道の駅ばとう」は那須塩原の馬頭温泉界隈にある「道の駅」なんですね。
そしてなぜここで昼食を取ることにしたのかというと、猪肉を使った「いのしし丼」が食べられるからなんですね!つまりジビエを味わいたかったんです!そしていただいた「いのしし丼」は豚肉よりも癖が無くさっぱりした猪肉が実に美味しかった!
さて腹ごしらえも済んだのでこの日の目的地「なかがわ水遊園」を目指します。この「なかがわ水遊園」、地形的には山の中だというのに水族館、というなんだかユニークな施設なんですね。そして着いてみるとこの「なかがわ水遊園」、想像以上にモダンな建物でびっくりしてしまいました。
水遊園の周りをぐるりと蓮の池が取り囲み、なんだかここだけ別天地のようなんですよ。蓮の花は時期を外していたのですが、咲き誇っていたらとても艶やかだったでしょう。
「なかがわ水遊園」は栃木を流れる関東一の清流・那珂川に生息する淡水魚を基本的に飼育しています。「那珂川の淡水魚」と言ってもその種類は驚くほど膨大で、栃木の自然の豊かさを思い知らされました。
淡水魚の他にもアマゾン川流域の魚たちも観ることができます。「なかがわ水遊園」のウリのひとつであるチューブ型トンネル水槽がこれまた圧巻で、上下左右をアマゾン川に生息する巨大淡水魚が泳ぐ様に驚かされます。
動画も撮りましたのでご覧ください。
そのチューブ型トンネル水槽を抜けると!「なかがわ水遊園」名物、カピバラの茶々丸くんとご対面です!噂通り体毛が苔むしていて緑がかっています!茶々丸くん、君は齢千年を経た長寿亀かね!?
この日は茶々丸くんが水槽を悠々と泳ぐ様を観たかったんですが、既に泳いだ後らしく、しばらく粘ったのですが観ることができませんでした。残念!とりあえずうろうろする茶々丸くんの動画を撮ったのでご覧ください。
ところでこの「なかがわ水遊園」、園の内外で謎のアンビエント・ミュージックが延々流れており、なんだか奇妙なディストピア感を醸し出しておりました。いったいなんだったんだろう……。動画でその「謎のアンビエント・ミュージック」をご堪能下さい。
「なかがわ水遊園」を堪能した後はこの日の宿である「いさみ館」を目指します。
栃木県 馬頭温泉 いさみ館【公式HP】美人の湯と囲炉裏の温泉宿
この「いさみ館」、「築150年を超える古民家の梁を移築した佇まい」がウリとなっている民芸風の旅館なんですね。
ちょっと鄙びた風情の味わいある佇まいが詫び錆びを感じさせますねえ。オレももういい歳なのでこういった旅館がやっぱり落ち着くんですよ。
窓の外には那珂川が流れています。
部屋に着いて一息つき、温泉に浸かった後は夕食です。猪肉の陶板焼き、三倍体のニジマスとチョウザメのお刺身、というメニューが実に独特でした。そう、栃木って三倍体ニジマスやチョウザメの養殖をしているらしいんですよ。
そして那珂川に来たならこれを食べなきゃ始まらないという名物、鮎の塩焼きです。
お腹も一杯になり、お酒もいただいてすっかり満足のオレと相方さんでした。夕食の後は囲炉裏端で焼きマシュマロのサービス。なんで焼きマシュマロ?と思いましたが、食べてみるとなかなか美味しい、そして楽しい。
夕食の後は部屋に戻ってしばし寛ぎ、その後露天風呂へとまたもやひとっ風呂浴びに行くオレです。夜の露天風呂は貸し切り状態でした。
露天風呂に浸かりながら夜空を見上げると東京じゃ見られない数の星が輝いていました。湯船で温もりながらゆったり足を延ばしてそんな星々を眺めていると、あーなんだか生きてるなあ、っていう実感がしみじみと湧いてきます。
丁度この日は中秋の名月で、煌々とした月が夜空に上っていました。そんなわけでこの日はお終い、また明日に続きます。
(2日目に続く)