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発端はPS5の購入だった。購入してすぐ思ったのは「PS5なら4K画面のゲームできるんだよなあ、4Kのブルーレイも観られるんだよなあ」という事だった。しかしオレの家にある11年前に買った40インチ液晶テレビは2Kであり4K対応ではない。
ここで詳しくないなりに説明すると従来的なTVディスプレイは2K解像度=1920X1080画素でこれはフルハイビジョンと呼ばれていた。4Kと言っているのは4K解像度=3840X2160画素のTVディスプレイとなり、これは4K UHDTV(Ultra High Definition Television)と呼ばれる。単純に2Kの4倍の画素となり、つまりそれだけ細密なのである(※コメントで指摘があったので数字訂正した!ってかやっぱり数字に弱い!)。
しかしなあ、PS5でさえそれなりに出費があったのに4KTVかあ、まだまだ先だな、とは思っていたのだ。しかし思っているうちにボーナス時期が来たではないか。そこで悪魔が囁いたのである。「買おうよ」と。
とはいえ、オレは零細中小勤務の身でありそれほどいい給料を貰っているわけではない。貯金だってまあなんと言うかかんと言うかという額である。買うとしても今まで液晶40インチだったのを4Kの液晶50インチぐらいにすりゃあいいのかな、と思ったのだ。有機ELテレビという選択肢もあったが、確かに映像面にはそそるものがあったけれども、液晶の1.5~2倍ぐらいの値段がする。あの値段はオレの給料では正直無理だ。有機ELと液晶の性能比較は結構調べたが、映像面において有機ELのほうが絶対ベターなんだがなあ。
といったわけで最初は液晶55インチの線で行こうとしていたのだが、ふと部屋の大きさとTVラックの大きさを計ると55インチは大き過ぎ、48インチがやっと限界である。まあ48インチでも十分大きいが。しかしそこでふと思ったのだ。待てよ、48インチなら高額な有機ELテレビもお買い得品があるんじゃないのかと。で、調べるとあるじゃないか、液晶よりは高いが、手が出ないほどの値段ではない製品が。そして性能面などいろいろ比較してみると、ドルビーアトモス対応の製品が幾つかある。やはり映画を観るなら音響もしっかりしておいたほうがいいからな。
そして吟味した結果手に入りやすい値段でまあまあ性能もいい4K有機ELテレビをみつけ、購入の運びとなった。届いた製品は、話には聞いていたが本当に薄くって(有機ELディスプレイは厚さが5ミリ程度しかないのだ)、これを一人で設置するのは相当に気を使った。そして設定を終え、まずはゲームをやってみることにした。
するとまあこれが、笑っちゃうほど、というか本当に笑ってしまったのだが、メチャクチャ凄い画面だった!今までのはなんだったんだ、というぐらいに凄い!画面が大きいのは勿論だが、有機ELの特徴である黒色の深度が非常に深く、鮮やかさと相まってコントラストが高く奥行きを感じさせる迫真的な映像となっているのだ。オレはこの時「スゲエスゲエ!」と言いながらゲーム1本一気にクリアしてしまったほどだ!
音響面もやはり凄かった。購入した製品はフルレンジ4個、ツィーター2個の計6つのスピーカーが付いているのだが、これがもうディスプレイの上から下から左右から軒並み音響がほとばしり出るではないか。実は今までテレビにはサブウーファー付きのサウンドバーを使用していたのだが、これがお役御免となってしまう、という嬉しい誤算が付いてきたのだ。
4Kゲームの凄さは体験できたが、映画はどうかと思い、とりあえず4Kで観たい映画は……と考えてソフト購入したのが『ブレードランナー2049 4K』と『プロメテウス』と『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド 4K』。『2049』はドルビーアトモスで、いやもうこれも映像も音もあんまり凄くて観ながらゲラゲラ笑ってしまった(笑う映画じゃないが)。『プロメテウス』は冒頭の大自然の映像が息を呑んじゃうぐらい美しくて、続く大宇宙のシーンは宇宙空間が黒々としていてやっぱり凄かったなあ。一方『ワンス・アポン~』は若干画面が暗く、これは調整の必要があるようだ。4Kブルーレイはこれからも揃えたいが、出費が大変なので吟味して購入しなきゃな。これから『デューン/砂の惑星』や『エターナルズ』も4Kで自宅で観られるのかと思うとワクワク感が止まらない!
(しかし4Kで観たい、という映画が『ブレードランナー2049』と『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』と『プロメテウス』と『デューン/砂の惑星』と『エターナルズ』というのが実にオレらしい)
4Kでサブスクといえばアマプラにも幾つかあるが、ネトフリは高いほうのプランに変えなきゃいけないので、これはパスでいいな。ディズニープラスは契約していないのだが、4K対応作品があるらしいので今後契約の予定である。いやーディズニープラスでアレやコレや観てたら時間が幾つあっても足りないじゃないか。正直ブログなんか書いてる暇なんかないんだよ!オレに4K観させろよ!
4K4Kうるさくて本当に恐縮だが、やはり映像ってのは耽溺してナンボだよなあ、精緻で美しいほど没入感が高まるからなあ、そういえばオレの「4Kで観たい映画」って全部映像が素晴らしかった映画ばかりなんだよなあ。なんかそういう性向なんだと思うよオレは。
……とまあひとしきり盛り上がったオレなのだが、アァ、クレジットカードの請求見るのがコワイ……(計画的に買ってはいるが、心情的にね)。