最近聴いたエレクトロニック・ミュージックその2

■The Number From Which All Things Come / LTO

The Number From Which All Things Come

The Number From Which All Things Come

ブリストルの実験的ベースミュージック集団LTOのニューアルバム。ベースミュージックならではのグジャグジャした音像と陰鬱で美しいメロディ、ピッチを落としたどんよりとしたヴォーカルが奇妙に心を和ませる。最近こういうのが割と好み。 《試聴》

■Kern, Vol. 3 Mixed by Objekt

KERN 3 / MIXED BY OBJE

KERN 3 / MIXED BY OBJE

ドイツ老舗テクノレーベールTRESORからリリースされたMIXシリーズKERNの最新作はUKテクノ・プロデューサーObjektが担当。なにしろゴリゴリにテクノ。 《試聴》

■DJ-Kicks / Jackmaster/Various

DJ-Kicks

DJ-Kicks

DJ-KicksのDJ-MIXシリーズ新作はグラスゴーを拠点として活動するDJ Jackmaster。テクノ。 《試聴》

■AUS100 (incl. Mix) / Various Artists

AUS 100 (IMPORT)

AUS 100 (IMPORT)

UKのAUS MUSICがカタログ100番を記念したコンピレーションアルバム全25曲入り。やんわりとテクノ。 《試聴》

■LoversDedicationStation / Seekersinternational

LoversDedicationStation

LoversDedicationStation

カナダ系フィリピン人とかいうDJ、Seekersinternationalの3枚目のアルバム。これが非常にユニークな作りで、最近のダブテクノ系アーチストの曲と古いルーツ・レゲエ/ダンスホール&ダブの曲を切り刻んでコラージュし、そうやって出来上がったのは決してダブ/レゲエ・サウンドではなくアンビエント・ドローンかつサイケデリックなグヂャグヂャの浮遊空間なんですよ。これは唯一無二のサウンドだなあ。 《試聴》

■Tam Tam Tam Reimagined / Sonzeira

TAM TAM TAM REIMAGINED

TAM TAM TAM REIMAGINED

ブラジル音楽の現在進行形を伝えるプロジェクトSonzeiraのアルバムは、サンプリングされたレアなブラジル音楽がループする中エレクトロニック・ミュージックが展開するというエキゾチック・テクノ。どちらの旨みも味わえてgood。 《試聴》

■Wildflower / The Avalanches

Wildflower

Wildflower

オーストラリアのサンプリング集団The Avalanches、16年ぶりのニューアルバム。膨大なサンプリング・コラージュで構成されたそれぞれの曲は十分ユニークだが、かといってヒップホップでもビート系でもないところが面白い。でも一番耳に残るのはヴォイス・サンプリングの部分なんだよな。 《試聴》

■Plangent Compilation Vol 1 / Various

Plangent Compilation Vol. 1

Plangent Compilation Vol. 1

ドイツのPlangentレーベル初のコンピレーション・アルバム。美しいメロディを持つ曲が多く、これは聴き入ってしまうな。 《試聴》

■Rain Temple / 2814

Rain Temple

Rain Temple

Dream Catalogueレーベルからリリースされた2814の2ndアルバム。非常にドラマティックかつファンタジックな音で、現在各所で話題になっている秀作。しかし1stのメランコリックさが好きなオレとしては少々大げさに感じないこともない。 《試聴》

■Alpine ,Alpine Diskomiks - Sin In Space,Pt.2 ,Moonbuilding 2703 AD Remixes/Sin In Space,Pt.1 / The Orb

Alpine Kompakt [Analog] Moonbuilding 2703 AD Remixes / Sin In Space Pt1
The Orbのシングル3作。まあ内容は相変わらずのThe Orbである。『Moonbuilding 2703 AD Remixes/Sin In Space,Pt.1』ジャケットのヘルメット被った鹿の絵が好きだな。 《試聴》《試聴》《試聴》