それはおしっぺだった

今日は会社休んで珍しく病院に診察しに行ったオレである。これは自慢だが、オレは今年で齢47歳になれども、これまで風邪以外はたいした病気をしたことが無く、せいぜい飲みすぎで胃が痛いとかネットのバカサイト見すぎて頭痛がしたりとか程度で、歯医者には「その齢にしては丈夫な歯ですな」などと言われ、腰痛肩凝りなどに悩まされることなどちいとも無く、人間ドックでも肝臓がちょいと弱ってる以外はこれといった内臓疾患がみられる事が無く、ちょっぴり太り気味なことを(ちょっぴりだってば!)抜かせば、なんだか随分と健康な人間なのである。精神状態も多少気が狂っている程度の些細なものだし、ただ一つ致命的に悪いところといえば、それは頭ぐらいだろう。多分人間が原始的に出来ているのに違いない。ウガッ!ウガッ!
そんなオレだから病院といえば2、3年前フランスパン丸齧りして取れちゃった差し歯をも一度くっつけて貰った以外は行った事さえなかったのだ。そんなオレにいったい何が起こったのかというと、簡単に言えばオデキみたいなもの、医学的に言うとアテローマとかいうやつのせいである。しかも今回はなんと手術付きだ!オレが医者に手術しやがれとねじ込んだのだ!ヤッホウ!このオレの真珠のような素肌にいやらしい金属の歯がめり込むのだ!これでオレも晴れてスプラッタ・マニアの面目約如である。血!肉体損壊!ケロイド!後にその傷跡は何かと尋ねられたら遠い目をして「あれは地獄のような戦場だった…」と大法螺吹くことにしているのである。今から楽しみである。