最近聴いたCD (その2)

■Concept 1 96:VR / Richie Hawtin

Concept 1

Concept 1

Richie Hawtin、過去の作品のリマスター・リイシューですが、ギリギリまで音数を削り、音楽というよりももはやひとつの音響となって響くその音の緊張感は鬼気迫るものがあります。まさにテクノ・ミュージックの極北、Richie Hawtinらしい孤高の音ということができるでしょう。



■I Love Techno 2007 / Dave Clarke
I Love Techno 2007

I Love Techno 2007

ヨーロッパ最大のテクノパーティー"I Love Techno"のオフィシャルMixCD・2007年版は、その匠の技でWIRE07をガッツンガッツン盛り上げてくれたDave Clarke。このCDでもDave Clarkeらしいミニマルハードテクノチューンが炸裂しまくり、彼が手掛けたMixものの中でも最高の出来となっているのではないでしょうか。



■The Coming Storm / Christian Smith & John Selway
ザ・カミング・ストーム

ザ・カミング・ストーム

ハードテクノ系のタッグチーム、Christian Smith & John Selway。クリックハウスミニマルテクノを潜り抜けてきた後の次世代タイプのテクノミュージック。単なるハードテクノにとどまらない非常にダイナミックな音は、ある意味ポップでもあり、またロックの疾走感さえ兼ね備えているような気さえする。



■Fabric 35 / Ewan Pearson
Fabric 35

Fabric 35

Mix CDシリーズ「Fabric」の第35弾。このシリーズは結構ハズレがないので「FabricLive」と合わせて時々買っている。今回DJを勤めるEwan PearsonはTracey Thorne、Pet Shop BoysThe Chemical Brothersらのプロデュース、リミックスを手掛けたことでも知られる敏腕プロデューサーでもある。ダビーな音から始まるこのCDも途中でファンキーでディスコチックな音も交え、とてもグルービィーな仕上がりになっている。



■V Live / Vitalic

V Live

V Live

最近頻繁に聞いているのがDave ClarkeとこのVitalic。フランス出身のテクノ・アーチストで、DJを行わずラップトップでのライブ活動をしているが、実に攻撃的でアッパーなサウンドは“パンクハウス”とまで呼ばれているとか。確かにこれはかなりのハイテンション、もうノリノリですわ。ライブがあったら行ってみたい!しかしフランス人のテクノアーチストってヘロヘロしたシンセ音が好きだね。