最近聴いたエレクトロニック・ミュージックその他

■From My Mind To Yours / Richie Hawtin

From my mind to yours

From my mind to yours

ミニマル・テクノ皇帝Richie Hawtinが自身のレーベルPlus 8の設立25周年を記念してリリースしたニュー・アルバム。Richie Hawtinと彼の別名義によるトラックを含め全15曲、音はもうお墨付きのRichie Hawtinミニマル・テクノが炸裂し、「なにはなくともこれ聴いとけ」と言いたくなるような聴き応えたっぷりの必聴盤!もちろんお勧め。 《試聴》

■Ultraviolet Music / Deepchord

Ultraviolet Music

Ultraviolet Music

デトロイトで活躍するミニマル・ダブテクノ・ユニット、Deepchordが久々に新作アルバムをリリース!スタジオが災害で水没したとかで暫くちまちまとリイシュー盤を出しながら資金を貯めいていたと思われるのだが、やっとスタジオ再建が成ったのだろうか。だとしたらこれは目出度い。音は例によってズブズブなミニマル・ダブテクノだが、今作はさらに深淵へと潜航しまくっていていい。それにしてもオレDeepchord好き過ぎ。 《試聴》

■Slash Time - The Album, feat. DJ Fred / Traxman

Slash Time - The Album, Feat. Dj Fred

Slash Time - The Album, Feat. Dj Fred

20年以上のキャリアを誇るジューク/フットワークのパイオニア、Traxmanのニュー・アルバム。耳がシンシンと痛くなるほど高速ループされるサンプリング音と荒々しい電子音が跳ね回る、ジューク/フットワーク直球ど真ん中な好アルバム。このジャンルの電子音楽的アプローチは本当に間違いないな。これもお勧め! 《試聴》

■DREAM_111 / Nmesh And t e l e p a t h

ロストエデンへのパス

ロストエデンへのパス

Dream CatalogueレーベルからリリースされたNmeshとt e l e p a t h(いちいち半角スペースの入るアーチスト名なのだ)によるカップリング・アルバム。「ロストエデンへのパス」という海外独自のアルバム邦題、ジャケットに写る東洋人女性、トラックには日本語のSEが入るなど、サイバーパンク・ジャポネスクを非常に意識しているのだが、アーチストが日本人かどうかも謎。ただその音はオリエンタルなウェットさに満ちたアンビエント・サウンドで、この湿り気具合が聴いていて実に心地よいのだ。アルバム自体は20分を越すトラックも含めた2時間にのぼる大作。 《試聴》

■OSV: Original Sound Version / R23X

OSV: Original Sound Version

OSV: Original Sound Version

同じくDream Catalogueレーベルからリリースされたポスト・トラップ〜グリッチ・ホップ系プロデューサーR23Xのアルバム。「Original Sound Version」というアルバム・タイトルに「サウンドトラック」という日本語が付けられたジャケットも謎を呼ぶが、これもまた奇妙な安らぎに溢れたアンビエント・サウンド。 《試聴》

■Paranoid London / Paranoid London

Paranoid London

Paranoid London

UKニュースクール・アシッド・ハウス・ユニットParanoid Londonが自身のレーベルからリリースしたファースト・フルレングス。本場シカゴ譲りの骨太さを持ったアシッド・サウンド。 《試聴》

■Turkson Side / Okokon

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どことなく奇妙なジャケットに惹かれて聴いてみたOkokonのアルバム『Turkson Side』はアバンギャルドなテイストを持つビートダウン系ブレイクビーツ・ダブ・サウンド。プリミティブなサウンド・コラージュが異次元の彼方へと運んでくれる。かもしれない。 《試聴》

■Sven Vath In The Mix: The Sound Of The 16th Season / Sven Vath

The Sound Of The 16th Season

The Sound Of The 16th Season

去年の暮れに発売されたCocoon総裁Sven Vathが自ら手掛けるMIX CDシリーズ「IN THE MIX」最新作。CocoonでSvenですから当然フロア向けなミニマル・テックハウスがガンガンに収録されています。割とこういうのもよく聴きます。 《試聴》

■fabric 84: Mathew Jonson / Mathew Jonson

Fabric 84: Mathew Jonson

Fabric 84: Mathew Jonson

昨年10月にリリースされた老舗MIX CDレーベル、fabricの84番目はカナダ人プロデューサーMathew Jonson。この音源はfabricの15周年パーティーで披露したセットのライブレコーディングとなるらしい。ディープ・ハウス/エレクトロニカ〜エクスペリメンタルなミニマル・テクノと充実の内容。 《試聴》

■fabric 85: Baby Ford / Baby Ford

Fabric 85

Fabric 85

昨年11月リリースのfabricの84番目は、UKテクノ/ハウス・シーンの先駆者、Baby Fordの登場。クラシックと最新作を織り交ぜたMIXはさすがベテランのなせる業。個人的にはオレがテクノ・ミュージックを聴きはじめた最初期にハマったプロデューサーだけに実に感慨が深い。 《試聴》

■WU15 / WU15

WU15

WU15

Henry WuとK15のコラボレーション・ユニットWU15による4曲入りシングル。ジャジーかつグルーヴィーなエレクトロニック・サウンド。 《試聴》

■Pastafari Dub / Miss Fritty & Joe Ariwa

Pastafari Dub

Pastafari Dub

ダブ・アルバム。Miss Fritty & Joe Ariwaというアーチストのことは何も知らないのだが、パスタ食ってるねーちゃんのジャケットに、パスタとラスタをかけたパスタファライ・ダブなんてェタイトルがついていたのがなんだか可笑しくてついつい購入。でも音はしっかりしたアップトゥ・デイトなダブ・サウンドだ。 《試聴》

■Deliver I / Danny Vibes


ダブ・アルバム。これもアーチストのことは何も知らないのだが、ジャケットに写るDanny Vibesの顔がなんだか変すぎて、気になって気になって仕方なくなりついつい購入。しかしこちらも音はきちんと今風なダブ・サウンドであった。 《試聴》