最近聴いたエレクトロニック・ミュージック

■Folding Time / Sepalcure

Folding Time

Folding Time

UKのHotflush RecordingsレーベルからリリースされたSepalcureの2nd。ベース・ミュージックを根底としながらもR&Bやガラージを取りこみ、ソウルフルなヴォーカルがフィーチャーされたその作品は実にしなやかでエモーショナルな音世界を展開している。 《試聴》

■Fabric 91 / Nina Kraviz/Various

FABRIC 91

FABRIC 91

Fabricの91番はレーベルтрип(トリップ)主宰の女性DJ、Nina Kraviz。テクノを中心に様々なジャンルを網羅した全41曲に渡るMix。ミディアム・テンポで淡々と繋いでゆくが、強烈なブレイクを設けない寸止め感が逆にクール。いつ始まっていつ終わるのか、これが延々に続くのか奇妙に時間感覚を無くすところが面白い。実は最近こればかり聴いている。 《試聴》

■In The Mix: The Sound Of The 17th Season / Sven Vath/Various

SVEN VAETH IN THE MIX

SVEN VAETH IN THE MIX

CocoonのMIXシリーズ「SOUND OF THE ・・・SEASON」の最新作はもちろんSven Vathによるミニマル/テックハウス系フロア・サウンド。 《試聴》

■Two Vines / Empire OF The Sun

Two Vines

Two Vines

「ルックスが変過ぎる」と気になっていたオーストラリアのエレクトロ・ポップ・デュオ、エンパイア・オブ・ザ・サンのニュー・アルバム。ミディアム・テンポ主体の天国サウンドで、新時代のペット・ショップ・ボーイズといった趣がある。これは気に入ったぞ。 《試聴》

■Dead Light / Dead Light

DEAD LIGHT

DEAD LIGHT

Anna Rose CarterとEd HamiltonによるユニットDead Lightのアンビエントなデビュー・アルバム。ピアノを主体に実験的なアプローチを加えたモダン・クラシカル・サウンド。 《試聴》

■Balance 19 / Alex Niggemann/Various

Balance Presents Alex Niggeman

Balance Presents Alex Niggeman

MixシリーズBalanceの新作はデュッセルドルフ出身のテック・ハウス・プロデューサーAlex Niggemannが担当。 《試聴》

■Ellis / Woodkid & Nils Frahm

Ellis

Ellis

フランスの映像作家JRが制作したショートフィルム、『The Ghost of Ellis Island』のサウンドトラック。静かなピアノの調べを2曲収めたものだが、2曲目では映画に主演しているロバート・デ・ニーロの語りが曲に被せられている。 《試聴》

■Redemption / Dawn Richard

Redemption [Explicit]

Redemption [Explicit]

リアリティ番組で結成された女性グループの一員、というユニークな経歴を持つDawn Richardのニュー・アルバム。エレクトロニカ、R&B、ハウス、果てはロックまであらゆるジャンルを飲み込みながら独特の憂いに満ちたヴォーカルで統一されたアルバムは器用さを通り越した優れたプロデュース力を感じる。 《試聴》

Big Black Coat / Junior Boys

Big Black Coat

Big Black Coat

カナダ拠点のエレクトロニックポップ・グループJunior Boysの新作。シンセ・ポップ/ディスコ・サウンド主体のヤンチャなエレクトロニック・ミュージック。ちょっぴり「a-ha」っぽいかも?  《試聴》

■HK / HKE

HK

HK

Dream Catalogueレーベルで活躍する謎の東洋系アンビエント・ユニットHong Kong Expressの新作は雨にけぶる夜の香港、あるいは上海をイメージして作られたのだろう。湿度が高く、悲哀に満ち、そしてドリーミン。 《試聴》