クリスマスは原始肉だったッ!?【年末年始の反省その1】

年も明け段々と落ち着いてきましたが皆さまいかがお過ごしでしょうか。拙ブログでは今日から【年末年始の反省】と題し、このオレがクリスマスと年末年始をどんな風に過ごしていたかを4回に分けてお送りしようかと思います。というわけでまず今回はクリスマス篇。

毎年クリスマスになるとオレの相方さんは《主に肉を使ったちょっと手の込んだ料理》を作ることにチャレンジしています。最初は普通にチキンレッグを焼いていたんですが、それもありきたりだと思ったのでしょうか。今までも「ローストビーフ」や「パテ・ド・カンパーニュ」、「ラムチョップ」や「自家製コーンビーフ」、果ては「エゾジカのロースト」まで作ってくれました。

そんな相方さんの2022年クリスマス料理テーマは、ジャン!「巨大骨付きラムすね肉の豪快赤ワイン煮込み」だったんですね。詳しい調理過程は相方さんのブログをご覧になってくれるといいでしょう。

そしてその「巨大骨付きラムすね肉の豪快赤ワイン煮込み」の完成品がこちら!

いやー巨大ですねー豪快ですねー!

添えられたローストマッシュルームと比べるとどれだけ大きいか分かるというものでしょう!調子に乗って別角度からもう一枚!

これは塊だわ!肉の塊だわ!まさに原始肉だわ!

相方さんが手間暇かけてくれただけあってお味も最高、スパークリングワインもとても美味しくて、格別のクリスマスとなりました(スパークリングワインのグラスがベルギービールのグラスだというのはナイショです)。

ところで【ラムすね肉の塊】とオレとは浅からぬ因縁があるんですね。以前もモンゴル料理店でやはり巨大な【ラムすね肉の塊】を食した事があります。

肉だッ!羊だッ!モンゴルだぁッ!? - メモリの藻屑、記憶領域のゴミ

また、とある北京料理店でも【ラムすね肉の塊】を貪り食ったことがありました。

それは原始肉だったッ!? - メモリの藻屑、記憶領域のゴミ

結論:原始肉は正義。

……とまあそんな楽しいクリスマス料理も食べ終え、相方さんからは素敵なクリスマスプレゼントまでもらいました。オレ実は用意していなかったんですスイマセン……。今度必ずお返しします!

この中の「ね紅茶」なんですが、ティーバッグの持ち手がそれぞれ形の異なった猫の切り絵になっていてとても可愛らしかったです。紅茶にしても静岡産のいわゆる「国産紅茶」で、外国産の紅茶と比べて柔らかな味をしており実に美味しかった。

紅茶は塩味クッキーでいただきました。

(次回「大晦日に仙台を目指したッ!?【年末年始の反省その2】」に続く)

謹賀新年:新年を覗くとき、新年もまたこちらを覗いているのだ2023!

新年あけましておめでとうございます。

今年もブログ『メモリの藻屑、記憶領域のゴミ』とブログ主のしょうもないおっさんをよろしくお願いいたします。

2023年 元旦

 

2023年が明けたのである。ちなみにオレは日常生活において和暦を一切使わないことにしているのだが、あえて和暦で言うなら今年は令和5年である。今調べて初めて知った。和暦を使わないのは政治的宗教的意味は全く無く、西暦を使っていた方が世界の出来事や歴史と頭の中でリンクしやすいからである。

さて2023年、今年の抱負は。去年の暮もあれこれ書いたが、というか毎年書いている気もするが、なにより健康。やっぱり健康。できるだけ健康。とはいえ目先の欲望と快楽がオレの心を悩ませる。欲望、というよりも生活習慣だな。しかしそれが良いことだろうが悪いことだろうが毎日同じ事やっていた方が人間って楽なんだよねえ。ここは中を取って楽して健康というのはどうか。それは中を取っているといえるのか。いや中を取ったという事にしておこうというのはどうだ。そうだ。内容は全く伴わない(つまり気合だけ)が「楽して健康」、これを今年の抱負の一つにしよう。

次にこれも懸案のブログ更新問題だ。ブログ更新を縮小したいのだ。「じゃあすればいいじゃん?いったいそれの何が問題なの?」とあなたは思うだろう。ところがそう簡単にはいかないのだ。簡単にいくなら苦労なんかしていないのだ。誰が読むわけでもなく(1日のPVは300程度)お金になるわけでもなく、ただただ時間と体力を消費し消耗し続けているだけのこのブログを書き続けているのはこれが「謎の使命感と義務感」で書かれているものだからだ。

ではこの「謎の使命感と義務感」はいったいどこからやってくるのか。それはそれが日々月々の生活のリズムにすっかり組み込まれてしまっているからなのだ。なんたって今年でこのブログ、19年目なのだ。19年で4800日あまり書いているブログなのだ。つまりはブログ書きは日々行うべき行為のひとつとなっているのだ。だからこれも「生活習慣」の問題という事になる。だから止める、というのではなく負担を減らす形で縮小したいと思っている。どうするかだいたい考えているのでこれは今後ブログ内で応用されることになるだろう。

抱負という事で「問題点」から行ってしまったが、あとはですねー、えーっともうちょっとゲームする時間を増やしたいな!そう、今年の抱負は沢山ゲームをする!……ってなんだこの小学生みたいな抱負は!いいのか!?いやいいんじゃないかな!?だってオレだし!だいたいこんなもんっすよ!買ったのはいいけど遊ぶ暇なくて積んでるゲームが沢山あるんだよ!今こんなブログ書きなんかしてないでさっさとゲームで遊びたいんだよ!だいたいなんだよブログ更新縮小したいとか言っといてここまでの文章もたいがい長いじゃないかよ!?いい加減にしろよ!?ってかなに自分のブログで自分に逆切れしてんだよ!?訳分かんねーよ!?

というわけで最後は滅茶苦茶になってしまいましたが、これ以上お目汚ししても申し訳ないので新年の挨拶並びに抱負をここらで締めくくらせていただきますッ!(強制終了)

とまあ例によってボチボチやって・生きていこうと思ってます。今年もよろしく。

2022年:行きやがる年、来やがる年

Photo by: Nextlevel-Japan

さらば2022年

というわけで今年も残すところあと僅か。ブログの更新も今回が今年最後になります。そして今日は今年一年のオレの毎日などを振り返ってみようかと思います。

《目次》

今年のまとめだった

この間までこのブログで書いたいろんなジャンルのまとめ記事を書きましたが、そのまたまとめです。ちゃんと数えてませんが、今年は遊んだゲームが16本ほど、行った美術展が20ぐらい、読んだ本が多分50冊程度、コミックは2~30冊ぐらい?、聴いた音楽アルバムが130枚ぐらい、劇場で観た映画は3~40作って感じでしょうか。ちなみに今年書いたブログ件数は今回のも含めて207件で、実はこれはこの6年で1番多い記事数なんです。

2022年のオレのゲーム履歴を調べてみた - メモリの藻屑、記憶領域のゴミ

2022年まとめ:今年面白かった美術展とか展覧会とか - メモリの藻屑、記憶領域のゴミ

2022年まとめ:今年面白かったコミック - メモリの藻屑、記憶領域のゴミ

2022年まとめ:今年面白かった本 - メモリの藻屑、記憶領域のゴミ

2022年まとめ:今年面白かった音楽あれこれ - メモリの藻屑、記憶領域のゴミ

2022年:オレ的映画ベストテン! - メモリの藻屑、記憶領域のゴミ

それも含めて、全体的に「なんかあくせくし過ぎじゃないか?」って感じてるんですよ。あれこれ手を出して忙しそうにしているけど、実は体力が追いついておらず、休日も結構へばってるんです。だから今後はもうちょっとのんびりしたいとしょっちゅう思ってるんですよ。まずブログの更新を減らしたいんだよなあ。「いや減らしたかったら減らせばいいだけじゃなの?」って思われるでしょうが、なんかオレ、謎の使命感と義務感に追い立てられてブログ書いてるんですよ……ひょっとして病気かも……。

今年1年を振り返ってみる

今年1年なにがあったのかな?ということでオレのブログ記事と今年撮ったあれやこれやの写真を載せておきます。

1月

お正月はいつも通り相方さんと一緒に手巻き寿司を食べたりすき焼きを食べたりと楽しかったですね。

今年は突然「紅茶」に目覚めてあれこれ飲むようになった年でしたね。いや実は紅茶も含めてお茶って全然飲まない人だったんですよ。なんで突然なのかというと、お酒を減らしたかったからなんですが、結局減ってない!

2月

2月はいつもの如く平々凡々と過ごしていました。野毛山動物園で見たタヌキが可愛らしかった。タヌキ可愛いよタヌキ。

バレンタインデーには相方さんからアイラウイスキーのチョコをいただきました。

3月

映画館通いがつらくなってきた、という記事を書きました。年のせいか体力が続かないんですよ……。

黒い夜空に白い木蓮の色が映えるとてもきれいな写真が撮れたので見てください。

4月

コロナ禍が全然収まらないんでうんざりしてきました。

そんな中、相方さんとお揃いのお箸を購入しました。

5月

5月の連休はたいした出かけなかったんですが、相方さんと出かけた平塚が楽しかったですね。ラーメンは美味かったしカピバラもタヌキも可愛らしかった。

6月

6月もあまりに平々凡々と過ぎていきました。フォトファイルを調べたら美術館で撮った写真ばかりだったんで、ここではこの頃に作ったナスとシメジとズッキーニのカレーの写真でも載せておきます。

7月

7月から既に暑い日が続いていましたね。とはいえ暑さにめげず(半ばめげながら)あちこち出歩いてました。この写真は町田にある美術館に行ったときに帰りに寄った公園のブランコ。

8月

8月も例によって平々凡々な毎日でした。あまり書くことがないのでこの頃撮った猫の写真でも載せておきます。この猫、近所のノラなんですがとても人懐こくて、近づくとニャーニャー言いながら擦り寄ってくるんですよ。

9月

9月9日の誕生日で遂に60歳になってしまいました。ふー、しんどいことばかりです。

オレの誕生日と、まだやっていなかった相方さんの誕生日の合同誕生日祝いという事で那須塩原温泉に旅行に行ってました。

井の頭自然文化園に行って象さん弁当食べながらカピバラとタヌキを愛でていました。

10月

大阪から古くから付き合いのある友人が来たので、相方さんと一緒に品川にあるインドカレーの店でおもてなししました。とはいえおもてなしとは名ばかりで、一人でビールガンガン飲んでいました。

もう一人の友人からは還暦祝いのワインをいただきました。いつもありがとう。

11月

あんまり上手く撮れていませんが、皆既月食がありましたね。相方さんは引っ越しやら何やらで大忙しでした。

12月

すっかり冬になり暖かいものを、ということでポトフを作りました。

クリスマスは相方さんからプレゼントをもらいました。相方さんありがとう!……とか言いつつオレ、何も用意してなかったんだよなー。今度なにかお返ししなければ。この時相方さんの作ってくれた豪華クリスマス料理は年明けの「年末年始の反省」記事に載せることにします(勿体ぶり)。

健康問題

今年やっぱり一番気になったのは自分の健康問題でしょうか。毎年歳を取るごとにどんどん体と頭の衰えを感じるのですが、60歳になってさらにガクツ!と来た感じがしてしまうんですよねえ。「60歳」という事を気にし過ぎなのもあるとは思うんですけどね。今年も例によって血圧の高さを気にし、度々痛くなる胃の調子に悩まされ、さらにのぼせと頭重というのが加わり、おまけにここ2.3日飛蚊症が出てきて、なんだかなあ……とうんざりしています。のぼせと頭重っていうのは血圧のせいでしょうね。

実は9月に煙草止めたんですが、白状しますとこれが3ヵ月で挫折!というのも煙草止めてから急激な体重増加と酒量の増加、おまけに口さみしさにあれこれ食べていたせいで胃炎になってしまい、さらに抑鬱状態が延々と続き、日常生活に支障をきたしていたんです。止めて1ヶ月もあれば慣れるだろうな、と思っていたらさにあらず、抑鬱状態がどんどん酷くなってきて、毎日何も手に付かなくなってしまった。それで煙草止めるの止めちゃったんですが、体重が戻り酒量は減り胃痛は収まり抑鬱も無くなった代わりに今度はのぼせと頭痛が戻ってきた、という悪循環。いったいどうしたらいいのやら……。

来年は

来年はやはりこの健康問題をどうにかしなければなあ、とは思ってるんですけどね。また煙草止めるか……。それと、最初にも書きましたがブログ更新をホントに減らしたいです。ブログ書きが相当に体調と生活の負担になってるんですよ。とはいえなにしろ「謎の使命感と義務感」に追い立てられて書いているのが原因なんですが、ここは書き方を変えるとか文章量を減らすとか、縮小する形に持っていきたいですねえ。なんかいろいろ試行錯誤してみます。

そんなこんなで例によって何の意外性もなく辛気臭く終わった「2022年:行きやがる年、来やがる年」でした。なんにしても無病息災が一番、来年も小さな愉しみとちょっとした喜びをなるべく多くして、しょうもない老後を乗り切っていきたいと思っています。そしてこんなオレにいつも世話焼いてくれる相方さんに感謝し、今年最後の記事を締めくくろうと思います。

では皆さんよいお年を!

2022年12月30日 ブログ主フモ

 

2022年:オレ的映画ベストテン!

さて2022年もいよいよ押し迫ってまいりました!というわけで今回はブログ恒例「オレ的映画ベストテン!」の2022年版をお送りしてみたいと思います。今年もあれこれといろんな映画を観てきましたが、栄えある1位に輝くのはどの作品か(もうトップ画像で分かっちゃってるけど)!?あの話題作この問題作は一体何位か!?そもそもこのブログ主はちゃんと映画観てるのか!?とまあ前置きはこのぐらいにしてガンガン行ってみましょう!

 

1位:RRR (監督:S.S.ラージャマウリ 2021年インド映画)

他の作品を大きくぶっちぎり本年度ナンバーワン映画に輝くのはコレ!今年の映画ベストテンを決めようと思った時に、まず『RRR』を試金石として『RRR』より面白かったかどうか?を基準に順位を考えることにしたんですが、「うーん『RRR』より面白かった映画かあ。うーん……もう『RRR』が1位でよくね?」ということで見事に1位です!やっぱりインド映画最強です!もう日本をインドにしてしまえ(by筋肉少女帯)!もうこの『RRR』を観ないで年は越せないよ!?いやまあ来年観てもいいけど!とりあえず観てない人はみんな観よう!

 

2位:アバター:ウェイ・オブ・ウォーター (監督:ジェームズ・キャメロン 2022年アメリカ映画)

続いて第2位は現在絶賛公開中の話題作『アバター:ウェイ・オブ・ウォーター』!現在使用できる最高の映像技術を駆使して製作された最高のアトラクション・ムービーです。映画内異世界への徹底的な没入を目的として製作され、その迫真性は他に類を見ない唯一無二のものでしょう。こういった製作の在り方は映画の在り方とか映画の観方とか映画の未来などを考えさせられる作品でもあると思うんですよ。

 

3位:THE BATMAN-ザ・バットマン- (監督:マット・リーブス 2022年アメリカ映画)

はい、「暗~い、長~い」と各所で不評もあったこの作品が第2位です!どこが良かったかって?そりゃ「暗くて長い」からですよ!これからの映画は暗くて長くてナンボ!暗くて長いのサイコー(除く芸術映画)!「映画は90分でまとめなきゃね(キリッ)」なんて言ってるのは20世紀までですね!だいたい『RRR』だって『アバターWoW』だってどれも上映時間3時間前後じゃないっすか!

 

4位:ウエスト・サイド・ストーリー (監督:スティーヴン・スピルバーグ 2021年アメリカ映画)

いやもうスピルバーグがいかに「ガチ」な大監督なのか思い知らされるような渾身の1作でしたね。映画芸術とか映画技法とかオレはちっとも知りませんが、この「撮影技術で殴ってくる」凄まじさにオレは観ていて呆然としてしまいました!古い名作ミュージカルのリメイク作ですが、きちんと今日的であり、同時に普遍的である部分も優れていますよね。

 

5位:エルヴィス (監督:バズ・ラーマン 2022年アメリカ映画)

バズ・ラーマン大好きなんですよオレ!この作品もバズ(呼び捨て)らしいグリッター感覚満載のギラギラでヌメヌメな映像で、観ていて陶然とさせられした!音楽映画としても最高で、エルヴィスに全然興味が無くても(オレがそうでした)全編にみなぎる音楽パワーに圧倒させられること必至でしょう!

 

6位:トップガン マーヴェリック (監督:ジョセフ・コジンスキー 2022年アメリカ映画)

今年の超話題作『トップガン マーヴェリック』は第6位です!トム君が今回も体張って己の存在感をアピールしまくるトムのトムによるトム最高映画でしたね!ジェット戦闘機とか特に興味ないんですがトム君が出てればもうそれでいいんです!好きな映画っていうより勢いに負かされた映画って気がします。

 

7位:グリーン・ナイト (監督:デビッド・ロウリー 2021年アメリカ・カナダ・アイルランド映画

超話題作や有名監督作の次は激シブのダークファンタジー作品『グリーン・ナイト』です。美しく幻想的な映像、鬱蒼とした中世ヨーロッパの舞台設定、因縁に満ちた妖しい物語などなど、オレの大好きなものがたっぷり詰まった文芸作でしたねー。こういったアダルトなファンタジーもきちんと作られるべきだと思いましたよ。

 

8位:ルイス・ウェイン 生涯愛した妻とネコ(監督:ウィル・シャープ 2021年イギリス映画)

妻と猫を心の底から愛した男の数奇な運命と悲哀に満ちた人生を描いたこの作品、いわゆる「異能天才の悲劇」ともいうべき物語でしたね。主演のベネディクト・カンバーバッチがなにしろ最高のハマリ役で、カンバーバッチファンも大満足の名作でした。

 

9位:ブラック・アダム (監督:ジャウム・コレット=セラ 2022年アメリカ映画)

はい、DCEU映画です!ケバい格好した筋肉マッチョが暴れ回りSFXとCGIがこれでもかと踊り狂う単純明快なスーパーヒーロー作品です!こういう作品が入ってないとベストテンは締まりません!というかドウェイン・ジョンソンがなにしろサイコー!

 

10位:ブレット・トレイン (監督:デビッド・リーチ 2022年アメリカ・スペイン・日本映画)

変なニッポン!変なヤクザ!変な殺し屋!変な死に方殺し方!そしていつもなんとなく変なブラッド・ピット!全編変で妙でコソバユイ、ビザールな魅力に満ちた1作『ブレット・トレイン』を第10位ということにして今回のベストテンを〆させてもらいますッ!

その他、記憶に残った作品あれこれ

ベストテンってほどではないんですが、今年観た中でなんだか好きだなあ、気に入ったなあ、という作品をあれこれ並べてみます。

ダウントン・アビー/新たなる時代へ (監督:サイモン・カーティス 2022年イギリス・アメリカ映画)

シン・ウルトラマン (監督:樋口真嗣 2022年日本映画)

犯罪都市 THE ROUNDUP (監督:イ・サンヨン 2022年韓国映画

ザ・ロストシティ (監督:アダム・ニー/アーロン・ニー 2022年アメリカ映画)

ガンパウダー・ミルクシェイク (監督:ナボット・パプシャド 2021年フランス・ドイツ・アメリカ映画)

というわけで「2022年:オレ的映画ベストテン」の終了であります!でわでわ!

2022年まとめ:今年面白かった音楽あれこれ

Photo by Marcela Laskoski on Unsplash

2022年のまとめ、今回は音楽篇です。今年もEDMを中心にいろんな音楽を聴いていました。そうしてまとめたブログ記事や、特に面白かったアルバムを紹介してみようと思います。

なにしろハニャ・ラニにぞっこんだった

■Esja / Hania Rani

Esja

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今年なんといってもハマりまくったのはポーランドのネオクラシック・ピアニスト、ハニャ・ラニの作品でした。いやあこれには心酔してしまいました。結局彼女のリリースしていた全てのアルバムを購入して聴いていたぐらいです。この時書いたブログ記事を引用しておきます。

YouTubeを眺めていたら、誰ともどんな人とも知らない女性がピアノを弾くサムネイルが目に付き、何の気なしに再生してみた。すると飛び込んできた映像の中で演奏されるその音楽があまりに素晴らしくて、25分もあるその動画を一気に観てしまった。飽きっぽくて動画なんてたいてい最初の1分も観ないオレにしては、異例中の異例の事である。

その時の動画がこれだ。アップライト・ピアノ、グランド・ピアノ、シンセサイザーの3つのキーボードを操り、中盤ではヴォーカルまで披露していた。なにより惹かれたのは高速アルペジオを駆使した緊張感溢れる演奏と、様々な感情が次々と表現されるメロディの妙だ。そして最も目を引いたのは、上蓋を取り外したアップライ・ピアノやグランド・ピアノの内部に演奏中手を突っ込んで、歪んだ音を出すという不思議な演奏法である。クラシック畑の方であろうと想像は付いたが、ピアノ音を電気的にループさせたりシンセサイザーを演奏するときにはエレクトロニカの素養もあることが伺えた。

誰だ?この人はなんなのだ?強烈な興味を覚えたオレは動画を観終わった後すぐさま名前を調べ、それがハニャ・ラニというポーランド出身の女性であり、クラシック、ジャズ、エレクトロニカ、フォークをまたいだ才能が注目を浴びる新進気鋭のピアニストであるという事を知った。



アーロ・パークスのアルバムが心に沁みた

■Collapsed in Sunbeams / Arlo Parks

Collapsed in Sunbeams

Collapsed in Sunbeams

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UKの黒人女性シンガーソングライター、アーロ・パークスのデビュー・アルバムをよく聴いてましたね。その時のブログ記事を引用しておきます。

まだ20代の若さにも関わらず、その高い才能から2022年第64回グラミー賞にノミネートされた経歴を持つ。音自体は90sオルタナティヴ・サウンドの匂いがするが、聴いていて、とても和むのだ。そのどこかあどけない歌声は、何か記憶に無いはずの懐かしさを想起させる。夢見がちな繊細さと同時に、揺るぎない確固たる自己も持ち合わせているように感じる。それとネグロイドの血を引く彼女だが、奇妙に人種を感じさせない歌声がいい。



なんにも知らないで書いたヒップホップ記事になぜか多数のブクマが付いた

「ヒップホップって全然知らないんだけど面白そうだったから20枚ぐらいアルバム聴いたよー」というただそれだけの記事で、アルバムの内容も特に詳しく説明したわけでもないんですが(なにしろ詳しくないし)、なぜか91個もブックマークを集めてしまいました。オレのこの零細ブログではブクマ91個なんて破格の数で、「え、え、こんなに貰っていいの?どうもスイマセンスイマセン」とどこの方角かは分かりませんが謝ってしまったぐらいでした。

例によってデヴィッド・ボウイのボックスセットやらなにやらを買い漁っていた

2016年1月10日に亡くなった稀代のロックスター・デヴィッド・ボウイですが、6年経った今でもこうしてアルバムやらボックスセットが出まくってるんですよね。ボウイだからこそとも言えますが、やっぱりある意味凄いことですよね。オレもいちファンとしてこういったアルバムを買い漁りながら、彼の素晴らしさをあらためて噛み締めているというわけなんです。

そして今年面白かったEDMなどなど

最後に今年聴いて面白かったEDMとかその辺りのアルバムを紹介しておきます。説明文はブログ記事で書いたものをそのままコピペしたものです。

■Balance Presents Kölsch / Kölsch

人気MIXシリーズ「Balance」から2014年にリリースされたコペンハーゲン出身のアーティストKölschのMIXアルバム。なんと1曲目からデトロイトテクノの名作中の名作、GALAXY 2 GALAXYの「Journey Of The Dragons」から始まり、ドイツの名DJ・Henrik Schwarzの曲やRADIOHEAD、さらにはCOLDPLAYまで飛び出す好MIX。



■Live in London Recorded at Fabric / John Digweed

コロナ禍はクラブシーンにも深刻な打撃を与えたが、徐々に規制も緩和され息を吹き返してきているようだ。この『John Digweed – Live In London』はディープハウス界ベテラン中のベテランJohn Digweedのプレイを2021年10月16日にUKの名門クラブFabricにおいてライブ録音されたもの(時折歓声が聞こえる)。CDだと4枚組全51曲、およそ4時間余りの至福のクラブミックスを聴くことができる。またアンミックス曲も含めたD/L版ではミックス曲含め11時間の大ボリューム、もちろんクオリティは最高、これはもう買いだろう。



■Midnight Scorchers / Horace Andy 

ホレス・アンディといえば実に長きに渡ってレゲエ・ミュージック・シーンのフロントに立ち活躍してきたベテラン・シンガーだ。今調べたら御年71歳、レゲエ・シンガーとしてのキャリアは50年に渡るというからぶったまげてしまった。そんなホレス・アンディがエイドリアン・シャーウッドのプロデュースによりOn-U Soundからリリースしたダブ・アルバムがこの『Midnight Scorchers』だ。そしてこれが、近年稀に見る素晴らしい傑作ダブ・アルバムとして完成していることに再びぶったまげてしまった。

 

Destination Unknown 2 / Pig & Dan

Destination Unknown 2

Destination Unknown 2

  • アーティスト:Pig & Dan
  • Bedrock / Hyper
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スペインを中心に活躍し、数々のフロア・ヒットを飛ばすプログレッシブ&テックハウス・デュオ、Pig&Danの最新3枚組アルバム。ダブテクノをベースに、ゆったりとしたテンポでトリップホップ、瞑想的なチルアウト曲が続く1枚目から始まり、2枚目ではそれが徐々にディープなラテンソウルのテイストを帯び始める。3枚目はヒップホップから始まり、それはジャズ、レゲエの喧騒へと収斂してゆく。3枚のアルバムそれぞれが朝、昼、夜を象徴し、それはあたかも音楽に満ちた豊かな一日を描き出したシンフォニーであるかのようだ。下のYouTube動画リンクではイギリスのトップDJ、John Digweedによるアルバム曲のミックスが聴くことができる。



■DJ-Kicks: Theo Parrish / Theo Parrish

ベルリンの老舗レーベルStud!o K7からリリースされている人気DJ Mixシリーズ「DJ-Kicks」の新作はデトロイトハウスの重鎮Theo Parrish。シカゴハウスをベースにアフロビート、スピリチュアルジャズのテイストを加味し、彼でしか為し得ないだろうと感じさせる魔術的なグルーヴ感に満ちたデトロイトサウンドが展開する。 

 

■Hello / µ-Ziq

かつてAFXと共にドリルン・ベースの覇者として君臨したµ-Ziqことマイク・パラディナスもデビューして早30年になるのらしく、月日の経つのも早いものである。今作でも目まぐるしく鳴り響く高速ジャングルビートは健在で、その寸分違わぬモザイクのように精緻に構築されたリズムに美しく時に暖かなメロディが被さり疾走してゆく様子は実に幻惑的であり、そしてスリリングだ。

 

Ultra Truth / Daniel Avery

ULTRA TRUTH

ULTRA TRUTH

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UKエレクトロニック・シーンで注目を浴びるDaniel Averyのニューアルバムはヘヴィーなダーク・エレクトロニカ。アルバム導入部はリリカルでナイーブな曲が並ぶが、次第に幻想的であると同時に意識的にノイジーさを強調した終末感溢れるドラムンベースへと受け継がれてゆく。そして後半はこれらが昇華されたかのような美しいメロディの曲へと収斂してゆくのだ。

 

The Work / Gold Panda

The Work

The Work

  • PLANCHA
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ロンドンを拠点に活躍するプロデューサーGold Pandaの6年振りとなるニューアルバム。多彩なリズムを操りながら色彩感豊かなハッピーでドリーミーなサウンドワールドを展開。幸福感に満ち美しく儚げなそのサウンドは今年を締めくくるのに最高のものとなるだろう。