最近聴いたエレクトロニック・ミュージック (その2) / Andrew Weatherall、Screen、Lone、Glenn Underground、My bloody Valentine

■Masterpiece: Andrew Weatherall / Andrew Weatherall

MASTERPIECE

MASTERPIECE

かつてFRANCOIS.KやGILLE PETERSONも参加した、Ministry Of SoundレーベルのCD3枚組Mixシリーズ「Masterpiece」に遂にAndrew Weatherallが参戦。このシリーズはどれもクオリティが高いが、ここで聴けるAndrew WeatherallのMixは3枚組全篇を通してゴリゴリのミディアム・テンポ攻めで、有無を言わせずどっしり着実にのせて行くその手腕はあたかも重戦車の走行を見せられているかのよう。 《試聴》

■We Are Screen / Screen

WE ARE SCREEN

WE ARE SCREEN

The OrbのAlex Patersonが結成したエレクトリック・ダブ&レゲエ・プロジェクト。もともとThe Orbはダブ色が強かったからこれは必然の帰結。しかしなんだ、Andrew WeatherallのMasterpieceでも思ったがオッサンは早いリズムよりもこういうどっしり系がやっぱり落ち着いて来るんだよな。ルイ・アームストロングで知られる「What a Wonderful World」のダブ・カヴァーもいけますぜ。 《試聴》

■Galaxy Garden / Lone

Galaxy Garden (RS1206CD)

Galaxy Garden (RS1206CD)

R&Sよりリリースされたノッティンガムを中心に活動するDJ、Loneのアルバム。デトロイティッシュなテイストという触れ込みだが聴いてみるとこれはなななんと808STATEの「Pacific State」の高揚感をアルバム一枚フルに展開したバレアリック・サウンドではないですか! 《試聴》

■Silent / Glenn Underground

SILENT

SILENT

シカゴ・ディープハウスの重鎮Glenn Undergroundのニューアルバム。アフロ&ジャジーなコードをハウス展開したブラックな曲が並ぶ。ちょっと整頓された音過ぎてあまり好みではなかったが…。 《試聴》

■Ep's 1988-1991 / My bloody Valentine

EP'S 1988-1991

EP'S 1988-1991

「おお、マイブラなつかしー」と思って聴いたリマスターEP集だが、やっぱりオレ、もうロック聴く耳していないらしくあまり楽しめなかったのであった。もちろんエレクトロサウンドではございません。