昨日の土曜日、我が《怪しいはてダ隊》は、品川にある居酒屋『力屋長兵衛』において、《怪しいはてダ隊恒例・チキチキ・4月は花見で酒が飲めるぞ!オフ!》を賑々しく開催したのであった。
今回のコンセプトは『普通の安居酒屋でグダグダの飲み会をしよう』である。しかし鑑みるに、これまでのはてダ隊も、例えどこのどんな店に行こうとも、いい歳したオッサンやオバハンが(若者もたまにいるが)ただひたすらダラダラグダグダと脱力的に飲みまくってはクダを巻いているだけの何も何一つも建設的では無いむしろ建設的であってたまるものか!酒飲むのに理由も理屈はいらないんだよ!というひたすらアナーキーでありアバンギャルドでありデカダンスな飲み会なのである。即ち超意味であり脱意味であり新意味であり、簡単に言うと「酒がありゃあそれでいい」という単なるそのへんの飲兵衛の集まりである、ということなのである。
という訳で今回はてダ隊精鋭飲兵衛隊員4人は午後5時丁度に品川駅に集結し、「酒だ酒だ酒はどこだ!?いったいどこでオレ達に酒を飲ますんだ!?」という異様なテンションで品川駅に集う一般人を圧倒しつつ目的地である居酒屋へと怒涛の進軍を開始したのだ。
そして目的地である居酒屋に到着したのだが、5時開店のはずのその店は未だ開店準備の最中であり、店の前で悠長に看板なんぞを出している店のおじさんに「おいおい5時開店だろもう開いていて当たり前にハズだろこちとら5時開店だっていうから時間合わせてやってきたのにまだ開いていないとはなにごとだ」と尋常ではない調子で詰め寄り「飲みたいんだ酒が呑みたいんだもう1分1秒でも酒を我慢することが出来ないんだいったいどうしてくれるんださっさと店を開けて俺たちに浴びるほど酒を飲ましやがれ」などと狂気の如くまくし立てたのであった。まあ要するにタチの悪い呑み助ということなのである。
店のおじさんは関わってはいけない者に関わってしまったときに一般的な人がするであろう丁寧さと慇懃さで店の開店を告げ、その合図と共に我々怪しいはてダ隊はまるで弾丸のように店の中になだれ込み席を確保すると「酒だ酒だ店中の酒と美味い肴を持ってきやがれ!」とめいめいが喚き散らし、ここでいままさに《怪しいはてダ隊恒例・チキチキ・4月は花見で酒が飲めるぞ!オフ!》が開催されたわけなのである。ちなみにタイトルには"花見"とあるが別に花見なんかしているわけではなく、"酒が飲めるぞ"のみが最重要項目であることをここにお断りしておく。
といったわけで開店と同時に開かれたはてダ隊オフはその後ラストオーダーまでグダグダダラダラと続けられ、さんざん飲み食いした我々は一同ニエニエの状態となってお店を後にしたのであった。げに恐ろしきは酔っ払い、というのが今回の、そして人類永年の教訓ということができよう。