最近聴いたCD・レゲエ篇/ジョー・ギブス関連をあれこれ

■Culture & The Deejay's At Joe Gibbs (1977-79) Culture

Culture & The Deejay's at Joe Gibbs 1977-79

Culture & The Deejay's at Joe Gibbs 1977-79

■A Little Bit More : Joe Gibbs 12" Selection (1978-83)

Little Bit More

Little Bit More

■Reggae Anthology: Joe Gibbs - Scorchers From The Mighty Two

Scorchers From the Mighty Two

Scorchers From the Mighty Two

最近買ったレゲエCDがどれも「ジョー・ギブス」の名が冠されたものばかりだったので、どういう偶然だろうと調べてみたら、今年の2月に亡くなっていたのだとか。追悼版ということでもないだろうが、彼のキャリアの総決算としてこうしてまとめて聴くことが出来たのは、幸運であったと同時に残念でもある。今回挙げた3枚のCDは勿論そのジョー・ギブス・プロデュースのもの。どれも親しみやすく実にソツの無い良質のレゲエ・コンピレーションだ。

「Culture & The Deejay's At Joe Gibbs (1977-79) Culture」はレゲエ・コーラス・グループ、カルチャーのオリジナル曲にディージェイ・プレイを加えたミックスもの。カルチャーのどこかひょうきんな歌声と続くディージェイ・プレイが絶妙の楽しさを醸し出している。
「A Little Bit More : Joe Gibbs 12" Selection (1978-83) 」はルーツ・レゲエ・シンガーとして知らないもののいないデニス・ブラウンの12インチ・プレイ集。こちらもDUB、ディージェイのミックスがどれもたまらなく心地いい。
そして「Reggae Anthology: Joe Gibbs - Scorchers From The Mighty Two」はジョー・ギブスの、CD2枚組全40曲に及ぶ集大成的ベスト・アルバム。収録されているレゲエ・アーティストのメンツはグレゴリー・アイザックス、コーネル・キャンベル、マイティ・ダイヤモンズなど、書くときりが無いほどの有名アーチストばかりで、レゲエ・ベスト・アルバムとしても優れたアルバムだ。なによりレゲエ史に燦然と輝く名曲、デニス・ブラウンの「Money In My Pocket」のご機嫌なディージェイ・バージョンが聴けるだけでも凄い!こちらもレゲエ・ファンなら是非聴いてもらいたい1枚だ。

■Fire & Rain / Mikey Ras Starr

Fire & Rain

Fire & Rain

こちらはマイキー・ラス・スターというルーツ・レゲエ・アーチストの1979年に出されたアルバム「Fire & Rain」の再発。アルバムには12インチシングルも収録され、ディープなダブ・ミックスを聴くことが出来る。知名度のあまり無いアーチストのようだが、どことなくボブ・マーリィを思わせる憂いのあるボーカルと、熱くシリアスなサウンドは、一聴の価値あり。