ディス・イズ・レゲエ・ミュージック

レゲエという音楽もなんだな、音楽それ自体に喜怒哀楽の感情もありはするのだろうが、決してそれが主調ではなく、どんなものもあのレゲエの一定のリズムをキープし続けるところが独特、というか凄いよな。
怒ってようが悲しかろうが常にリズムはあり、そのリズムの速さは殆ど変わらない。なんとなればどんな時でも踊れる、踊っちゃう。これっておそろしく強靭な精神を持っているからじゃないのか。
ムードに流されない。しかしエモーションはかくとして存在する。レゲエはジャマイカの黒人じゃなけりゃ出来ない音楽だ、と言われるけれど、これは国民性というか民族性の持つメンタリティのありかた、その強靭さが、他者には容易に成しうるものではないからなのだろう。
そしてまた、レゲエという音楽が数多の人に受け入れられるのは、その精神の強靭さに、聴く者が強く惹かれるからなのではないだろうか。