♪チャチャチャチャーンチャーンチャチャチャチャーン〜ゲーム『スター・ウォーズ バトルフロント』


映画『スター・ウォーズ フォースの覚醒』の公開がいよいよ迫った来た今日この頃ですが、その!スター・ウォーズの!ゲームが!発売されております!タイトルは『スター・ウォーズ バトルフロント』、FPSゲームであります。実は2004年にも同じタイトルのゲームが出ていますがそれとは別物だということで認識されてください。
ところでSWとゲームって一見相性がよさそうで、実はこれといったのが無いような気もするんですな。一番初期のベクタースキャン使ったアーケードゲームは画期的でしたが、あとはゲーム好き、SW好きのオレですら、プレイしたことがあるのは2、3作だけです。『エピソード1 レーサー』はEP1のポッドレースが題材のレースゲームですが、まあ要するにレースなだけだし、『リパブリック・コマンド』ってタイトルのFPSゲームもやったけど、クローン兵が主人公で、いや別にオレ、クローン兵になって活躍したいとか全然思えなかったし、変り種としてSWのシミュレーション・ゲームとかもやったけど、資源集めて施設作ってって、なんかSWじゃなかったんだよなあ。2004年版の『バトルフロント』もやった筈だが記憶に薄い…。なんかこう、SWの世界観を借りた別の物語、というのがノレなかったのかもしれない。
そんな中でこの『スター・ウォーズ バトルフロント』、結構きちんとSWしています。ゲームの中に盛り込まれているのはEP4〜6の物語世界のものだけで、舞台も惑星タトゥイーン、エンドア、サラスト、ホスあたりに限定されちゃっており、さらにFPSというゲームの性質上映画の中の兵士同士、ビークル同士の戦いのみをクローズアップさせているのですが、しかしなんといってもルークやハン・ソロになったりダース・ベイダーになったりして戦えるのがいいですね。

ゲームは基本的にマルチ専用で、それにトレーニング扱いのミッションがオマケでつけられているといった感じ。「ミッション」は3つ。なにしろトレーニングなので、キャンペーン・モードというわけではない。しかし「サバイバル」は意外と遊べるかな。

トレーニング / 反乱同盟軍:タトゥイーン峡谷でのXウィング操作、惑星ホスでのT-47エアスピーダー操作。帝国軍:惑星エンドアでのスピーダー・バイク操作、AT-STウォーカー操作、パルパティーン皇帝、ダース・ベイダーを選択しての反乱軍同盟基地制圧。
バトル / 惑星ホス、惑星タトゥイーンの二つの舞台で、兵士とヒーローのどちらかを選び、敵をより多く倒して先に100ポイント集める。ヒーローはルーク、ハン・ソロ、レイア、パルパティーン皇帝、ダース・ベイダー、ボバ・フェットを選択できる。
サバイバル / 惑星タトゥイーン、エンドア、サラスト、ホスを舞台にし、仲間と協力しながら敵を倒してゆく。

「マルチ」では、マップにより最大プレイヤー数40、ヒーロー招集可能、ビークルを利用可能となっている。

より多くの敵を倒す「ブラスト」、移動する3体のドロイドを確保して防衛する「ドロイド・ラン」、コントロールポイントの争奪戦「スプレマシー、帝国軍ウォーカーを倒す「ウォーカー・アサルト」、スター・ファイターに乗り込み制空権を争う「ファイター・スコードロン」、自軍のカーゴを守りながら敵カーゴを奪う「カーゴ」。脱出ポッドを掛けた争奪戦「ドロップ・ゾーン」一人のヒーロー対歩兵部隊「ヒーロー・ハント」、ヒーロー/一般性混成部隊による「ヒーローvsヴィラン

また、メニュー選択画面をしばらく放っておくとR2-D2C3POがなにやら寸劇をやってくれてて、これを延々流しているのも楽しい。

というわけでSWな雰囲気は確かに抜群なんですが、基本的にFPSはキャンペーン・オンリーでマルチは全然やらないオレとしては、思ったほど楽しめないのが正直なところで…。今回はマルチもやってみましたが、やっぱり、ただ撃ち合ってるだけなのって、なんだかつまんなくてさあ。やっぱり物語性があるものがやりたいんだよなあ。また、そのシューティング要素にしても、万人向けに作られている分少々大雑把な作りで、いつもやってるFPSと比べるとどうも甘く感じてしまう。この辺、SWのお祭ソフトと割り切ってざっくりやったほうが楽しめるんでしょう。ただやっぱり、何度も遊ぶことはなさそうだなあ。