Optical Delusion / Orbital
90年代UKテクノシーンを牽引した伝説のテクノ・ユニットOrbital、その彼らによる結成30年にして通算10枚目の待ちに待ったニューアルバムが遂に発表!カオスと言っていいほどに様々なリズムと様々なヴォーカルが躍り、彼ら独自のシンセサウンドが空間を切り裂き、それらが狂い咲きしているかの如くに縦横無尽に駆け巡る、ひたすらアグレッシヴかつパワフルなハイパーポップ作品!これはOrbital久方ぶりのベスト作品だな。今回のオススメ。
30 Something / Orbital
こちらは2022年にOrbitalの結成30周年を記念してリリースされた、様々なヒット曲をリワーク・リメイクしたベスト盤的アルバム。
Fantasy / Romare
UKの新世代ビートダウン・ハウス・ニューディスコ・アーチストRomareのニューアルバム。サンプリングを駆使した音像に彼自身のヴォーカルと70年代ファンタジー映画の音声がコラージュされ、奇妙な懐かしさと未来的な新しさが同居した不思議な空間を表出させる音作りになっている。
tibasko / Tibasko
東イングランド・ハートフォードジャー出身のエレクトリック・デュオ、Tibakoの7曲入りEP。その音はブレイク・ビーツ、メロディック・テクノ、トランスによって彩られ、ドラマチックなシンセサイザーにサンプリングされた東欧民族音楽調の女性コーラスが絡みついてゆく曲「Traces」などは実にスリリング。
Garden Gaia / Pantha Du Prince
ドイツ出身のコンポーザー/プロデューサーPantha Du Princeの新作は「自然」をテーマにしたナチュラル&スピリチュアルなミニマル・ハウス作品群。伸びやかで開放的な音の響きが実に和ませてくれる。
ITSAME / Brainwaltzera
匿名アーチストBrainwaltzeraの2ndアルバム。音は繊細なシンセの波と荒々しくカットされたブレイク・ビーツとに絶え間なくジャンプし、それは一人の人間の内面とその感情の起伏を表現しているかのようだ。どこか私的なスケッチを思わせるアルバム。
Bucked Up Space / Nik Colk Void
元Throbbing GristleメンバーによるユニットCarter Tutti Voidのメンバーとして活躍するNik Colk Voidの初のソロ・アルバム。インストゥルメンタル・ノイズ、アブストラクトなインプロヴィゼーションなどエッジの効いた音が並ぶ。
Aqua Team / DJ Stingray 313
DrexciyaのDJでもあったデトロイトのエレクトロ・アーティストDJ Stingrayが2007年にリリースしたアルバム『Aqua Team』2部作の再編集リマスター作。デトロイト・アーチストらしいサイバーゴスパンクなディープエレクトロ。
Selectors 004 - Joy Orbison / Joy Orbison
オランダのトップ・レーベルDekmantelによるコンピレーションシリーズ「SELECTORS」の第4弾はUKのDJ/プロデューサーJoy Orbisonがセレクトを担当。90年代UKダンス・トラックを中心に現行のベース・ミュージックまでを網羅した意欲的なコンピ。
Family Portrait / Ross from Friends
ロンドン在住のDJ/プロデューサーRoss from Friendsが2019年にリリースした1stアルバム。バレアリックでローファイ、ノスタルジックでモダンなサウンド。