パスポート申請した

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unsplash-logo Nicole Harrington

先日は会社にお休み貰ってパスポートの申請に行ったんですよ。オレもう50過ぎなんですが、パスポート取るの初めてだったんですよ。

オレの会社は特にお盆休みとかなくて各自好きな時に夏休み取ることができるんですが、オレは取り敢えず世間がお盆休みになってる昨日夏休み貰ったんで、かねてからの懸案事項だったパスポートを申請しに行ったんですがね。夏休みに海外旅行ってのはよく聞きますが、オレの夏休みはその前段階であるパスポートの取得だったんですね!

知らない人は誰もいないと思いますが、そもそもパスポートってなんだべ?という個人的な認識の為だけにWikipediaのコピペ貼っときます。

パスポート(仏: passeport => 英: passport)または旅券(りょけん)とは、政府ないしそれに相当する公的機関が交付し、国外に渡航する者に、国籍及びその他身分に関する事項に証明を与え、外国官庁に保護を依頼する公文書。

パスポート - Wikipedia

 いやーしかし、50過ぎて初めてパスポートっちゅうのもね、なんかこー緊張しましたよ。50過ぎて運転免許証取りに行くような、「この年で大丈夫なのか」という根拠不明の不安感がありましたよ。そもそも受付の窓口の方に、「パスポート取得初めてなんですか?」って何度も聞かれちゃったぐらいですよ。

だいたいねー、パスポート取得に戸籍抄本取り寄せるだけで既に敷居高いですよ。オレ本籍は北海道なんですが、正直北海道なんて30年以上前に飛び出して殆ど帰ってないですから、今更北海道の籍書いた書類取り寄せるって、なんだか変な感じがしましたね。戸籍抄本は郵送でも受け付けてるんですが、費用の定額小為替を郵便局で購入すること自体が既に面倒臭くてねえ……職場の近くに郵便局とか無いし。

パスポートセンターも営業平日だけじゃないですか。職場早引けしてしか行けないし、最寄りのパスポートセンターである有楽町はいつも激混みで3時間は待たされるとか言うし、なんかもう聞くだけでイヤになっちゃってね。それでずっと先延ばしにしてたんですよ。

でまあ、今回休みを貰ってたんでやっと意を決して申請に行くことにしたんですが、あれって証明写真必要じゃないですか。なんといっても世界で通用させなきゃいけないパスポートですし、変な顔で写って海外旅行時通関で写真だけでテロリスト認定受けて別室に連行されても嫌なので、写りのいい写真にしたほうがいいな、とちょっと思っちゃったんですよ。

で、朝早くからちゃんとシャワー浴びて髪整えて割ときっちりした格好で出掛けたんですけどね、一時は証明写真、背広にネクタイのほうがいいのか、と本気で悩んじゃいましたよ。職場でさえそんな恰好なんかしないのにバカですよね。しかし夏だし暑いのでその案は止めて普通に地味目なシャツ一枚で出掛けましたけどね。写真の為だけにね。それでも暑かったけど。

でまあ申請センターのあるビルに着いてまず写真撮って貰ったけど、当たり前だけど普通にその辺のおっさんの顔してて、ま、これが現実だよな!と一瞬ヘコみつつすぐさま回復して、いざ申請だ!ってなったんですが、思ったより人はいたけど結局30分ちょっとで終わってしまってちょっと拍子抜けしたな。

とはいえなにしろ緊張してたんで自分の名前記入するのさえ間違っちゃって、「やっぱりテロリスト認定されて制服着た屈強な係員に両脇掴まれ薄暗くかび臭い別室に連行され天井から逆さ釣りにされた後「吐け!吐くんだ!」と竹刀で体中殴打された挙句に肛門の中に手を突っ込まれ皺という皺を隅々まで調べられるんじゃないのか」と訳の分からない妄想が湧き変な汗が出まくって大変でしたよ!

そんなわけで後は1週間後ぐらいに出来上がったパスポート取りに行って料金払うだけなんですが、じゃあそのパスポート取ってどこ行くんだ、っちゅうとなんにも考えてなくてね。オレは家に籠っているのが最高に幸せな人間だし、そもそも海外旅行するお金も暇も語学力もないんですよ。そういや同僚にパスポート取りに行くって言ったら「どこに旅行するの?」って聞かれて「いやどこも」って答えたらポカーンとされたぐらいです。

ただまあ持ってればなにがしか可能性はあるじゃないですか。突然トム・クルーズがオレの家に押しかけてきて「ユーとハリウッドで映画が撮りたいので今すぐ来てくれ」と言ったとしてもすぐ対応できますしね。ええ、いつでもオレはやるつもりですよ。え?一緒にスタント?それは勘弁してよトムく~~ん!(なんなんだいったい)