■恋する輪廻 オーム・シャンティ・オーム (監督:ファラー・カーン 2007年インド映画)
"キング・オブ・ボリウッド"ことシャー・ルク・カーンと、"最高に美しいボリウッド女優"ことディーピカー・パードゥコーンが主演、2007年インドでナンバーワンのヒットを飛ばしたというミュージカル・エンターテインメント、『恋する輪廻 オーム・シャンティ・オーム』です。
お話は70年代のボリウッド・スタジオから始まります。主人公の名はオーム・プラカージュ(シャー・ルク・カーン)、彼は「将来は絶対大スターになる!」と夢ばかりは大きな、しかし今はしがない脇役俳優です。そんな彼は人気絶頂の映画女優、シャンティプリヤ(ディーピカー・パードゥコーン)に恋焦がれて止みません。「ああ…あんな素敵な女性をヒロインにして、そして俺が主役を張って、すんごいイカス映画に出られたらなあ…」オームの妄想は膨らむばかり。そしてなんと、ひょんなことからその憧れのシャンティプリヤに近づくことが出来たオーム!「おお!これはイケイケで行くしかない!」血気はやるオームの、明日はどっちだ!?
…とまあこんな按配のお話が、インド映画ならではの歌と踊りを交えながら楽しく煌びやかに進んでゆくんですね、最初は。冴えない売れない万年脇役青年が、高嶺の花の大女優に恋をして、ズッコケまくりの大騒動!果たして脇役青年の恋の行方は!?というユーモアたっぷりの物語は、なんだか実にお気楽で、微笑ましいながらも随分と軽いんです。でもまあ、こういう王道なシンプルさ、わかりやすさも、インド映画らしくていいんじゃない?とこっちもお気楽に観ていたんですよ。しかーし!!この後物語は、とんでもない展開をむかえるんです!
169分という上映時間の映画なんですが、まさに中盤、映画が始まって70分80分ぐらいでしょうか。このあたりで、「えええええ嘘だろうおおお!?」という事件が起こり、お話は思いもよらない方向へと向かうんです。ある意味この中盤を境に物語が二つのパートに分かれる、と言ってもいいかもしれません。実は自分、この映画がどんなお話なのかまるで知らず、「インド映画だから普通に楽しいに決まってるだろ?」程度の気持ちで見始めたので、この展開にはびっくりしました。まあ公開から暫く経っている映画なので、それがどんな事なのかネットで調べりゃすぐわかりますが、あえて書きませんので、もしも興味を持たれた方がいらっしゃったら白紙の状態で観られることをお勧めします。しかしインド映画はとかく上映時間が長いのですが、この『恋する輪廻〜』は前後編2部作の映画を一気観したようなお得感と満足感がありましたね。それだけ前半と後半では全くトーンが違うんですよ。
そしてこの映画は主演俳優の魅力もたっぷりです。自分はまるでインド映画は詳しくはないのですが、シャー・ルク・カーンはインドのサイバーSF映画『ラ・ワン』を観たことがありましたね。2枚目半と言いますか、愛嬌のある男前ぶりが素敵な男優です。そしてなんといってもこの映画の注目すべき点は、ヒロインを演じるディーピカー・パードゥコーンのヤヴァイぐらいの美しさでしょう!!!彼女の美しさは『チャンドニー・チョーク・トゥ・チャイナ』でも既に注目しまくっていましたが、これ以外の主演作は今まで日本では観られなかったので、今回の再会はもう感激至極!しかもこの『恋する輪廻〜』は『チャンドニー〜』を遡る彼女のデビュー作だったということも知り、気のせいか初々しくさえも見えてさらにメロメロ度がアップです。
そしてこれがとっても美しいディーピカー・パードゥコーンさんの御姿。
ああなんて美しい…。
このディーピカーさんの御姿を拝む事が出来るだけでも最高に価値のある映画だとオレは思いましたね!
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