■タケちゃんの思わず笑ってしまいました DVD-BOX
- 出版社/メーカー: ポニーキャニオン
- 発売日: 2010/01/20
- メディア: DVD
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きちんと調べてみたら、『タケちゃんの思わず笑ってしまいました』は1983年から1987年にかけて断続的に放送されていたバラエティ番組で、大体半年に1回の割合で全9回放送されていたようだ。丁度『オレたちひょうきん族』全盛の時代であり、スタッフも『ひょうきん族』から集まっていたらしい。他のたけし出演番組と比べ、100%ビートたけしを堪能することの出来る、たけしファン悶絶の番組だったのだ。
内容は殆どがコントで占められているのだが、なかでも"わざとらしくないドラマ”「典型的ホームドラマ 幸せ家族」や「タケちゃんの無声映画 逃げる」あたりには、まだ映画監督としてデビューする前であったたけしの、映像に対する批評的なスタンス、スラップスティック喜劇というものへの愛情が伺われはしないか。今観るとテンポが緩かったりベタベタなコントも多いが、この辺も時代の空気だと思ってみれば案外と楽しめる。
そんなことより一番懐かしかったのは「タケちゃんとすばらしき仲間達」で登場する犬田ワンとか猫田ニャアとか牛田モウなどの、たけし扮する動物キャラだ。あれ、ホンットバカバカしくて、オレ大好きだったなあ。蛙田ゲーロって、なんなんだこの名前。それと映画『戦場のメリークリスマス』公開時だったらしく坂本龍一や大島渚が出演し、コントを演じている映像などもあって楽しい。
■ゴールデン☆ベスト ビートたけし ビクター・シングルス&アルバム・セレクション / ビートたけし
昔からビートたけしがCDを出していたのは知っていたが、いくらたけしのものとはいえ、こんなものはあくまでも芸能人の営業と余技で、音楽として聴くもんじゃねえよなあと思っていて、決して手は出さなかったんだが、『タケちゃんの思わず笑ってしまいました』DVDを買っちゃった勢いでついついベスト盤CDを購入、そして、これがなんと、予想を大きく裏切り素晴らしい出来だった。好みの音のタイプではないので何回も聴くというものではないけれど、聴いていてふっとハマるものがあるんだよな。たけしの歌声が、いいんだよ。昔の歌謡曲みたいなアレンジはやっぱり酷いし、決して上手い唄な訳じゃないが、余計な虚飾や力みがなくて、真っ直ぐ入ってくるんだ。歌い方が、歌謡曲や演歌の歌い方じゃないんだよね。やっぱりたけしはロックなんだよ。奇妙に達観したような歌詞も、たけしのイメージに合っていて、無理が無い。あと、やっぱり、なんだか知ってる曲が多いのね。なんだかんだ言って、ホントはたけしの歌声が昔から好きで、TVで流れいたら、耳を凝らして聴いていたと思うんだ。
収録内容は、谷川俊太郎作詞&坂本龍一作曲の「TAKESHIの、たかをくくろうか」や、玉置浩二が作曲した「嘲笑」「風の街のジュウちゃん」、サエキけんぞう作詞による“トビ木村と足手まとい ア〜ンド ビートたけし”のナンバー「修善寺で別れた大宮の女」「大宮で別れた修善寺の女」、泉谷しげるが作曲した「夜につまずき」、頭脳警察のPANTAによる「BE COOL」など全40曲。ボーナストラックとしてテクノポップの名曲と名高い、遠藤賢司が作曲したツービートの代表曲「俺は絶対テクニシャン」も収録される。
○お笑いナタリー:たけし、とんねるず、邦子、野沢の名作初期音源一挙CD化
大好きだったTVバラエティ『天才・たけしの元気が出るテレビ!!』に使われていた曲も多くて、これも楽しかったな。『浦安フラワー商店街コイコイ音頭』とかも入ってるんだぜ。行ったなー浦安フラワー商店街!