■Planetary Assault Systems / Plantae
UKテクノの重鎮Luke SlaterがOstgut TonからリリースしたPlanetary Assault Systems名義の新作EP。EPとはいえ6曲入り48分の実に充実した作品で、性急なビートに満ちたミニマルハードかつダンサンブルなテクノサウンドを鳴り響かせてくれている。こういうテクノが聴きたかった!とオレ大喜びの1作。
■Planetary Assault Systems / Arc Angel
Planetary Assault Systemsの新作EPがあまりに素晴らしかったので、2016年リリースの3枚目となるアルバムも聴いてみた。するとこれがまた最高、何で今まで聴いていなかったんだ?と自分を責めるほど。ミニマルハードな曲20曲と93分に渡るMix1曲入り!
■Mirror Man / Robert Hood
元UR、デトロイト・テクノのレジェンドRobert Hoodのニューアルバムは例によってぶっといリズムが唸りまくるファンキーなテクノサウンドを中心に、ダウンテンポやハウスを散りばめた構成となった作品だ。
■Berghain 09 / Vatican Shadow
2019年にリリースされたOstgut Tonのミックス/コンピレーションシリーズ『Berghain』9作目。Vatican ShadowがDJを務め、ダークかつアグレッシブなノイズ・インダストリアル系のテクノサウンドを聴かせてくれる。なおこのアルバムはこちらからフリーダウンロード可能。というか後述のノンミックスアルバムをミックスアルバムと勘違いして購入し、このミックスアルバムが無料で出ている事を後で知った…...。
■Berghain 09 / V.A
その『Berghain 09』の中からエクスクルーシブ・トラック13曲をノンミックスで収録したノイズ/アバンギャルド・アルバム。なにしろアルバム最初と最後が元Throbbing GristleのGenesis Breyer P-Orridgeによる語り、という部分から既に禍々しい!!
■Love + Light / Daniel Avery
UK新世代テクノシーンの代表格Daniel Averyの3rd。ドローン/ノイズを基調とするささくれ立ったインダストリアル・テクノが躍りつつ、後半では穏やかなアンビエント・サウンドが身も心も和ませてゆく。
■Shadow of Fear / Cabaret Voltaire
ななな懐かしい!Cabaret Voltaire、なんと26年振りのニューアルバムが発売だ!かつてインダストリアル・ノイズ・ミュージックの覇者としてThrobbing Gristleと双璧で活躍していたキャヴスだが、この新作でも26年前とほとんど変わらないインダストリアル・サウンドを聴かせてくれる。そしてこれが一周回って新鮮なのだ。当時オレは彼らの大ファンで、新宿ツバキハウスのライブにも行ったほどだが、あれがライブアルバムとして今でも残っているのが実に感慨深い。