DCヒーロー勢揃いの映画『ジャスティス・リーグ』だったがオレはガル・ガドット様ばかりに夢中だった!

ジャスティス・リーグ  (監督:ザック・スナイダー 2017年アメリカ映画)

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DCコミックヒーローたちが地球を危機に陥れる悪モンを倒す為に勢揃いしちゃうよ!という「DCエクステンデッド・ユニバース」の新作、『ジャスティス・リーグ』であります。まあお話の流れとしては『マン・オブ・スティール』→『バットマンvsスーパーマン ジャスティスの誕生』→今作、ってな感じになってます。

お話のほうは「世界を破滅に導く訳アリのアイテム」を手中にするため「時空を超えてやってきた悪モンの皆さん」が大暴れし、「それを阻止せんとヒーローな皆さんが集まって頑張っちゃう」というものです。こんな具合のいわゆるマクガフィンを巡るヒーロー活劇の骨子は『トランスフォーマー』や『アベンジャーズ』あたりで既にお馴染み過ぎていて、取り立てて新味のあるものではありません。

だから大雑把にお話だけ取り出すとアベンジャーズの没原稿をゴミ箱から拾ってきて作ってしまったような感じになっちゃうし、そもそも「仲間を見つけて・集めて・協力を要請して・ジャスティスなリーグを結成する」という物語の流れが最初から分かっちゃってるので、そういった予定調和的なお話をどう面白く演出するかというのがこの作品の一つのポイントとなるのでしょう。

で、このジャスティスなリーグの皆さんですが、それぞれに個人的な苦悩なり孤独なりを抱えて世を儚んでいる側面があり、いってしまえば「引き籠りと世捨て人」ばかりの皆さんであったという部分が面白いんですね。例えばこんな感じ:

アクアマン→アトランティスの王位継承者だが人間とのハーフである苦悩から人間の住む小さな漁村に入り浸っている
ワンダーウーマン→アマゾン族のプリンセスだが愛する人を失い心を閉ざして人間界に住んでいた
フラッシュ→内気、オタク、人付き合いが苦手でコミュ障気味
バットマン→幼少時のトラウマから大金持ちの表の顔とは別の暗い衝動にに塗れた裏の顔を持つ
サイボーグ→機械の身体なんて嫌だあああ

こんな具合にいずれも脛に傷持つ身である皆さんばかりで、こういった自身の世界から一個離れた場所にいたいわばアウトローな側面を持つ者たちが、最終的には世界を救う為に共闘し正義の使者となって立ち上がるところが独特と言えるでしょう。また、物語に横溢する独特の暗さは彼らのこういった来歴にあるのでしょう。

とかなんとか言いつつ、オレなんかはずーっとワンダーウーマンの活躍する姿ばかりを惚れ惚れして観てましたけどね!いやーピンの作品『ワンダーウーマン』も好きだったけど、この『ジャスティス・リーグ』のワンダーウーマンもよかったわあ!というかガル・ガドット様がよかったわあ!あの鎖骨とか脇とか尻とか太腿とか!もう地球の危機とかヒーローの結束とかどうでもよくてひたすらガル・ガドット様に邪な視線で釘付けになっていた頭がエロまみれのオレだったわあ!

もうワンダーウーマンしか見ていなかったので「この映画の主役、ワンダーウーマンじゃん……」と勝手に思っていたぐらいだわ!もうこれ『ワンダーウーマン』の続編でいいということに個人的に決定したわ!?(注:個人的なエロバイアスが掛かっているので本当はそういった物語ではありません)そもそも単細胞で向こうっ気の強い男性ヒーロー連中の顔ぶれを見渡して「いやこれ私がまとめてあげなきゃダメじゃん……」とばかりに終始笑顔を絶やさず出しゃばるそぶりも見せず男性ヒーローを裏からやんわり操縦していたワンダーウーマンだったなあ!

とはいえ他のヒーローの皆様もそれぞれに個性的で楽しかった。ざっくりまとめると:

アクアマン→とにかく荒々しくて男臭くて近寄ると多分魚臭そうでウイスキーをラッパ飲みする姿に惚れ惚れした
フラッシュ→彼のコミカルさがいい具合に物語をとっつき易くしていた
バットマン→今回一歩引いた感じで存在感を薄めていたので他の新参ヒーローがよく目立ってくれていた
サイボーグ→他のヒーローみたいに"素"の顔が描かれないので次回サイボーグになる前の顔が見てみたいと思った

あと"例の人"についてはみんな薄々勘付いていると思うけど一応ネタバレ防止の為ここでは書かないことにしときます。以上です。


映画『ジャスティス・リーグ』予告【HD】2017年11月23日(祝・木)公開