というわけで今年もそろそろおしまいですな。関係ないですがオレって文章の頭に「というわけで」ってつけちゃう癖がありますな。
さて今年もいろいろあったような無かったような…ええ、もう歳なんで過去の事なんてすぐ忘れちゃうんですよ。昨日の晩食べたご飯のメニューも覚えていないぐらいですよ。まあ多分またピザだったんでしょう。
今年は新年早々伊東までカピバラを見に行ったり、(伊東カピバラ旅行:その2 カピ一家の露天風呂に悶絶!編)
5月の連休に那須塩原までカピバラを見に行ったりしたぐらいでしょうか。(那須塩原カピバラ旅行)
カピバラって可愛いですね。いつ見ても癒されます。
しかし、ちょうどこの後ぐらいからオレの相方さんの仕事が超絶的に忙しくなってきて、平日はほぼ終電帰り、土日もほとんど休みの取れないといった生活が、なんと12月頭までほぼ5か月続いたんですよ。
我輩は社獣である - とは云ふもの丶お前ではなし
そんな大変な毎日を乗り切った相方さんは本当に凄いなあと思います。それだけ頑張ったおかげで、相方さんの仕上げた仕事はとても高い評価を得たのだそうです。今もなにかと忙しいようなんですが、でも土日は以前みたいに二人で過ごせるので、「こういうのって久しぶりだねえ」なんて二人で喋ってます。
さてオレのほうはどうしていたのかというと、平日は自分も仕事ですけど、土日は相方さんのいない部屋で家事に勤しんでおりました。掃除洗濯ご飯炊きってやつですね。自分で志願したんですが、あんまり掃除はしなかった…すまん相方…。夕飯作りもですね、まあオレは料理も出来ないわけじゃないんですが、小学生の家庭科レベルのものでして、カレーとか野菜炒めとか、あとまあ麺類関係ね、そんなもんなんですよ。でも最初はそれでもよかったんですが、何か月もそれじゃまずいだろ、と思って、和食好きの相方さんの為に、ネットでレシピ調べて、作ったことのない和食を作り始めたんですがね。
でも、レシピ通りに作ったつもりでも、火加減とか時間とか、よくわかんないんですよね。上手くできたこともあったんですが、食材や調味料の量も、見た目の量だけでやっちゃって、しょっちゅう多すぎたり少なすぎたりする。そもそもレシピだけで見た食べたことの無い料理を作るって、完成形の味が分かってないのに、きちんとできるわけもない。そんなですから、しょっちゅう失敗料理こさえましてねー。一回なんか作った全部の料理が食べられなくて捨てちゃったことがありましたよ…とほほ…。
相方さんの仕事が忙しかったときに感じたのは、彼女がこんなに大変でも自分にしてあげられることがたいしてないことのじれったさでしたね。さっき書いた家事とかね、たまに時間に開いた時に酒飲みに連れて行ったり、メシ食いに連れてったり(なにしろオレの料理の腕がアレだったんで)、それと、仕事の話(そりゃまあ、愚痴もないこともないんです)をできるだけ聞いてあげたりとか、そんなもんでね、彼女の仕事の大変さを肩代わりできたり手伝ったりできるわけではないんですよ。自分ではできるだけのことはしようとは思っていましたが、同時に自分が力足りずといいますか、無力だなあ、と思えて、そんな自分が悲しかったです。
でも、そんなんで若干しょげてたオレに彼女は「辛いときに一緒にしょげられても困るから、フモさん(オレのことです)はもっと気丈でいてよ」って言ったんですよね。胸張って支えになってくれてればいい、にっこり笑って元気でそこにいてくれればいい、そういうことだったんでしょう。仕事はこうして今では落ち着いたんですけれども、あの時オレは、いくらかでも彼女の支えになっていたんでしょうか。
そんなこんなでバタバタしていましたが、ようやく安心して年が越せそうです。年始にはまた彼女とカピバラを見に行く予定です。まあ、ちょっと寒いところに行くんですが、きっとカピたちは、オレと彼女を暖かく迎えてくれるでしょう。
まあ、そんな一年でした。ネットやリアルで、いつもお付き合いしてくださった皆さん、今年もありがとうございました。皆さんに幸多からんことを。それではよいお年を。