最近聴いたCD / テクノ界隈をあれこれ

■Fabriclive 53 - Drop The Lime

Fabriclive 53: Drop the Lime

Fabriclive 53: Drop the Lime

Fabricliveの53はまたもやダブステ物、DJはDrop The Lime。ダブステ&トライバル・ビート&オールドスクール、ほかにもまだまだやってまっせ!な雑食センスがオレのハートを鷲掴みだ!突然ロケンロー・ミュージック『Rock Around The Clock』が飛び出したときは「ギャハハ!」と大笑いしてしまった。あっちでもこっちでもリズムが跳ねまくってとっても気持ちいいMixだぞ。今やダブステ最強だな。今回のオススメNO.1。↓のYouTubeの曲も入ってるよ。 《試聴》

■Fabric 53 - Surgeon

Fabric 53: Surgeon

Fabric 53: Surgeon

Fabric 53はなんとあのゴリゴリハードミニマルテクノ野郎Surgeonの登場!いやーゴリゴリだしなあ、どうしよっかなあ、と思って聴いてみたらこれが実に聴きやすく大変身ではないですか!ハードミニマルの硬質さを失わないままより柔軟になったとでもいいますか。そして今回のSurgeonはダブステップにも急接近しさらにデトロイト・テクノな曲もちらほら、実にバラエティ豊かな素晴らしいMixに仕上がっております。今回のオススメNO.2。 《試聴》

■Acid House / Mark Broom

Acid House

Acid House

イギリスで活躍するテクノDJ/プロデューサーのMark Broomの14年ぶりになるというオリジナル・アルバム。これまではデトロイト・テクノなイメージがとっても強かったんだけど今回のアルバムはタイトルから『Acid House』であり1曲目から飛び出すのはとってもファンキーなディスコ・ハウス!その後もグルーヴィーかつキックの強いテクノ/ハウス・ナンバーが続きいやこれ楽しいわ。今回のオススメNO.3。 《試聴》

■The Traveller / Shed

The Traveller

The Traveller

ベルリンで活躍するShed、1stアルバムではデトロイトxベルリンといった趣の実に重厚かつ美しい音を聴かせていたテクノ優等生で、ちょっと生真面目すぎるかなーという印象もありますが、新しい音を模索しようとするスタンスが好印象でした(ってか今1st聴き直してみたがやっぱり名盤だなこりゃ)。『The Traveller』はそのShedのセカンドとなる訳ですが、今回このShedまでダブステップに接近し、彼のこれまでのコンセプトからさらに深化させたサウンドを聴かせてくれます。やっぱり真面目な人なんだろうなー。 《試聴》

■Hyperdub Vs 3024 - Exclusive Mix For Japan / Kode9 Vs Martyn

HYPERDUB vs 3024 - Exclusive mix for Japan [日本限定盤] (BRC272)

HYPERDUB vs 3024 - Exclusive mix for Japan [日本限定盤] (BRC272)

ダブステップの両巨頭Kode9とMartynがタッグを組み、彼らの運営するレーベルの曲を使ってDJ-Mixを聴かせる日本オリジナル・アルバムです。限定1500枚らしいですが日本のマーケットってそんなものなのね…。音の方は企画モノのせいかちょっと大人しめなんですがKode9とMartynなので心配ないでしょう。ダブステップに興味がある方は是非。 《試聴》

■Kilimanjaro / Superpitcher

Kilimanjaro

Kilimanjaro

kompaktレーベル系の人なんですが、最初このCD間違って買っちゃて、聴いたらなんだかユルユルのレゲエのリズムが流れてきて「あちゃー」とか思ってたんですが、勿体無いから通して聞いてみたところ、これが妙にとぼけた雰囲気のある意外とイイアルバムでした。全編歌込みですが『Who Stole The Sun』なんて(↓YouTube参照)「きりきりきりまんじゃーろーまんじゃーろー」なんていうフザケきった歌で逆に脳内無限リピートしてしまって参った。テクノというよりテクノポップでしょうか、意外とkompaktってこんな音多いよね。 《試聴》

Kompakt Total 11

Kompakt Total 11

Kompakt Total 11

ドイツのKompaktレーベル恒例のレーベル・ショウケイス『Total』シリーズの11番になります。Kompaktではお馴染みのメンツであるDJ Koze、Thomas FehlmannThe FieldGui Boratto、さらにKompaktレーベル総裁Michael Mayerの新曲が目白押しでお得な2枚組!空気清浄器通したようなクリーンな音色と温かみのある柔らかいメロディでいつものKompakt節がたっぷり聴くことができます。これはドイツじゃあ普通にポップ・ミュージックなんだろうなあ。 《試聴》

■Loving / Johannes Heil

Loving

Loving

Johannes Heilはジャーマン・テクノ・シーンにおいて15年も活躍してきたDJということなんですが、すいません、よく知りませんでした。今回Cocoon Recordingsからの新譜リリースなんですが、Cocoonって微妙に色眼鏡掛けて見てしまうんだけど(なにしろあのSven Vathだからなあ)、何故かつい購入して聴いてみましたよ。音的には実にベテランDJらしい手堅い仕上がりで、決して遜色ありません。逆に押しの強くない分、何度でも聴ける優れたアルバムではないでしょうか。 《試聴》