■アウトレイジ (監督:北野武 2010年日本映画)
テメーバカヤローコノヤロー!たけしの『アウトレイジ』観たんですよテメーバカヤローコノヤロー!そしたらずっと「テメーバカヤローコノヤロー!」ってわめいてるじゃないですかテメーバカヤローコノヤロー!テンション高いっすねテメーバカヤローコノヤロー!お話のほうはヤクザ同士の化かし合い潰し合いなんですよテメーバカヤローコノヤロー!カチコミぶっこいてシバキにゲソパンのフルボッコで最後はチャカでズドンですよテメーバカヤローコノヤロー!屍累々なんですよテメーバカヤローコノヤロー!スプラッタシーンも満載でホラー映画ファンの方にも御満足戴ける出来になっておりますよテメーバカヤローコノヤロー!それにしてもなんだなヤクザの存在も生態もその社会や力関係もこの映画で描かれているものだけ見てみると実にアナクロニズムの塊なんだよなテメーバカヤローコノヤロー!あんまりアナクロすぎてその馬鹿馬鹿しさに映画が始まってからずっと笑いを堪えて観ていたオレだったよテメーバカヤローコノヤロー!大爆笑したシーンもいっぱいあったなテメーバカヤローコノヤロー!映画それ自体もちょっとすっとぼけた味わいがあったから実はこの映画、たけし一流のギャグ映画だったんじゃねーかと思えたぐらいだったよテメーバカヤローコノヤロー!この突き抜けた馬鹿馬鹿しさと暴力以外なーんもない空っぽさ、これが逆にグラインドハウスっぽい徹底的に安っぽい王道B級臭を醸し出していて、実に面白い映画に仕上がっていたと思うなテメーバカヤローコノヤロー!たけしがやっとヤクザ映画路線戻ってきた!という声もあるけど、これまでのたけしヤクザ映画と比べると、自滅願望が全く存在しない部分が新しいと思ったねテメーバカヤローコノヤロー!どっちにしろやっぱりたけしはゲージュツなんかやってないでこっち路線で映画撮って欲しいなテメーバカヤローコノヤロー!