という訳で昨日12月22日は雨降りしきり最高気温7度という悪天候と寒空をものともせず、横浜観光を強行してきた我々《怪しいはてダ隊》の面々である。そう、我々《怪しいはてダ隊》に怖いものなどない。ただひとつ、参加メンバーであるレイジーさんが目を離した隙にどこかへと彷徨い歩いていなくなってしまうという癖を除いては。
横浜散策は風邪が治ったばかりだというのにフエタロさんがガシガシと案内してくれておりました。無理させてスマンかったフエタロさん、ありがとう。そうは言っても寒いことは寒かったので、予定コースはなんとなく短縮、『なんちゃって横浜観光・ライト』ということでさらっと予定コースを消化し、中華街になだれ込んだ我々は6時からの《大怪しいはてダ隊・第1回大中華街大忘年会》をにぎにぎしく開催することとなった。勿論この日は巨大中華料理店の10はあろうかというフロアの1000あまりのテーブルを貸切、さらに通りを行きかう人々にも《怪しいはてダ隊》からの中華料理が振舞われ、通りでは不毛不毛羅と龍の山車が練り歩き、爆竹が鳴らされ花吹雪が舞い、まさにこの日の中華街は《怪しいはてダ隊》一色に染まることとなった。
…というのは冗談で、上海料理・三和楼という所で個室をひとつ借りて丸テーブルでまったりみんなでコースと紹興酒を楽しんできたのだよ。食事が終わった後はカラオケ。この日参加してくれた音大在学中の眠りひめさんがとっても綺麗な歌声を披露してくれたよ!美味しい料理の後に素敵な歌!至れり尽くせりの忘年会だね!カラオケの後には何人かのメンバーは帰宅したが、飲み足りないオレはぱせよさんとひめさんに涙目で懇願、もう一軒お店に入ると「両手に花じゃわいグフフフ!」といやらしいヒヒジジイぶりを全開、すっかり鼻の下を伸ばして一人またもや怪しく盛り上がり、いつものようにひんしゅくを買っておったと言うわけさ!
とまあなんだかんだで時間になりお開きにすることに。女子たちと別れて終電で帰ったオレ様だったのさ。
…と、話はここで終わる筈なんだったが、そうではなかった。なんとオレが乗った最終電車は「○○止まり」になっており、その駅はオレが本来降りるべき駅の3つ4つ手前だったのである。そしてその電車は文字通りその日の最終で、○○駅で降ろされたオレは、自分のアパートまで他の交通手段で辿り付くか、漫喫あたりで夜明かしするかの選択を迫られたのである。しかし選んだのは「アパートまで歩く」であった!凍えるような雨の降りしきる師走の深夜、何時間掛かるか分からない徒歩コースをあえて選ぶ無謀なオレ!いいやあえて困難な道を選ぶのが男なんだよッ!これが《無頼派》の生きざまなんだよッ!《伊達ワルレジェンド》を語るものに”タクシー”だの”漫喫”だの軟弱な選択肢なんかないんだよッ!
で、線路沿いにとぼとぼと歩き始めるオレ。最初は間違えて逆方向に歩いていたことに気付き慌てて方向転換するなんてことも。危なかったゼッ!手袋持ってなかったから、傘挿す手が冷たい冷たい。途中であまりの寒さに物陰で持っていたマッチを擦り、つかの間の暖を取ろうとしたら、マッチの炎の中に死んだはずのお婆ちゃんの顔が見えてオレに優しく微笑んだよ…ってオレはマッチ売りの少女かいッ!…という軽いネタなども差し挟みながら歩くこと2時間余り。アパート着いたのが午前3時。なんだ思ったより早く着いたじゃないかよ!もう終電逃しても怖くねえ!などと根本的な部分で何か大きく間違っていることにも気付かず、この日はあったかくして寝ましたとさ!お騒がせしました!