怪しいはてダ隊、『孤独のグルメ』のまるます家で新年会!

昨日は《怪しいはてダ隊》の新年会ということで、赤羽の《まるます家》へと行って来た我々なのであった。《まるます家》といえば”朝から飲める居酒屋”ということで久住 昌之+谷口 ジローの傑作漫画『孤独のグルメ』でも取り上げられており、知る人ぞ知るといった有名な店なのである。
有名とは言っても、昭和25年からの創業で、”鯉と鰻の店”として知られるまるます家は、あくまで庶民の為の居酒屋であり、近所のおじさんおばさんがちょっと一杯ひっかけにくるような大衆酒場なのだ。ただ何がユニークかと言うと、先にも書いたように朝9時開店でもうその時間からみんな飲み始めているという、あたかも飲兵衛の聖地、飲兵衛の桃源郷、飲兵衛のヴァルハラでありアヴァロンとして営業している所である。勿論ゆうに100種を超えるメニューと、庶民感覚のリーズナブルな値段も忘れてはいけない。何でも先代の創業者が、勤めていた会社の倒産をきっかけに「酒好きが朝から飲める店を」と始めた店なのらしい。木造モルタル2階建てのレトロな佇まいのこの店は、まさに酒好きの酒好きによる酒好きの為の店なのである。
この日、フエタロさん・ぱせよさん・レイジーさん・そしてオレというはてダ隊のメンバーは、相手がまるます家なんだから昼間っから飲んじめええ!ということで赤羽駅前に午後2時集合、そのまま突撃ラッパも高らかにまるます家に肉弾攻撃を仕掛けたのだ。まるます家よかかってきなさい!お店に着くとなんと午後2時だというのに既に店内は満席で狭い店内でぎゅうぎゅうに肩を寄せ合ったお客さんの皆さんが旨そうに酒を飲んでいる!おおなんと夢のような光景!店先で焼いている鰻の匂いと賑やかで活気に満ちた店内は早くもいい雰囲気だ!席が空くまで店内一杯に張り巡らされたお品書きを眺め、何を頼もうか決めようとしたが、あんまり多すぎて訳が分からなくなってきたオレだ!
さて4人分のボックス席が空いたのでそこに移動、フエタロさんとぱせよさんはお店の流儀に倣ってチューハイを、レイジーさんはお酒、オレはお店の雰囲気からいつもは頼まない瓶ビールを頼んだ。実はこのお店、飲兵衛が集まるので逆に飲みすぎ防止の為に一人三杯までと決まっているらしい。お酒が出されて乾杯を済ますと、この日お目当てだった『すっぽん鍋』を4人前注文。なんとここのすっぽん鍋は一人前700円という驚異のお値段!勿論自分のところの店ですっぽんもさばいている。他にも鰻の白焼、鯰の唐揚げ、鯉のあらいなど川魚系を中心に注文し、うめいうめいと平らげていたはてダ隊メンバーであった。
しかしすっぽんも鯰も今まで食ったことが無かったんだが、こういう店で手軽な値段で注文できるというのが嬉しかったですね。すっぽんは鶏肉のようなお味で、スープが微妙に複雑な味がしていたような。鰻と鯰も美味かった!他にもサトイモの唐揚げ、牛筋煮込み、そしてまるます家名物の”注文して出来上がるまで20分かかるジャンボメンチカツ”などもいただき、あれやこれやで3時間もマッタリ過ごした後店を出た我々だが、お会計をしてまたまたビックリ、なんと一人3000円ほどで収まっている!すっぽん食って鰻食って酒飲んで3000円!やはりまるます家最強伝説は真実だった!
お店を出た後はフエタロさん御用達のガンショップを覗き、さらにもう一軒今度は普通の居酒屋で飲み直した後、午後9時過ぎにお開き、オレとぱせよさんは帰りが一緒だったので東京駅で一旦茶しばいてから帰ったのであった。しかしまるます家、まだまだ試したいメニューもありそうだ。いつかまたリベンジマッチを開催し、飲兵衛の頂点を極めるべしと野望をたぎらせるオレなのであった。

■まるます家 総本店(まるますや)
TEL 03-3901-1405
住所 北区赤羽1−17−7
営業時間 9:00〜21:30

(↓まるます家の700円すっぽん鍋。ピースサインをしているのはぱせよさんだ!)

孤独のグルメ (扶桑社文庫)

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