プラネット・テラーinグラインドハウス (監督:ロバート・ロドリゲス 2007年 アメリカ映画)

ロドリゲスがグラインドハウス映画として選んだのはゾンビ映画!しかしただのホラーではなくて銃弾爆炎雨あられのアクション作品だ!言うなればロメロ・ミーツ・チャック・ノリス!初っ端からエロいネーチャンがポールダンス踊ってるかと思ったら、お次のシーンでは怪しい軍隊が銃撃戦を繰り広げている!なんだ、よく見たらブルース・ウィルスが出てんじゃんかよ!ブルース・ウィルスである意味がよく分からないところがいいな!

あと『倒した敵のキンタマを集めホルマリン漬けして持ち歩くオッサン』が笑った!そして例によってなんかよくわかんない薬で街中がゾンビになるんだッ!主人公はどうやら意味も無く男臭いスクラップ屋の青年と意味も無くスケベそうなその元カノのようだな!それに絡むのが意味も無く男臭い怪しい医者と、意味も無くスケベそうなその奥さんの女医だ!全体的に男は意味も無く男臭く、女は意味も無くスケベそうだ!どうやらグラインドハウスの基本はここにあるようだな!そして全体的に意味も無くグロい!オレは『死霊のえじき』の悪乗りしまくりグロ特撮を思い出したぞ!なにしろどれもこれも過剰に力がこもっている!定食屋やラーメン屋に置かれている油染みだらけのマンガみたいなノリなんだ!全く、お上品と知性のひけらかしと気取り屋が大嫌いなオレにピッタリの映画だよ!

そして後半、いよいよ登場、『片腕ドラゴン』ならぬ『片足マシンガンネーチャン』!足がマシンガンでどうするよ!グレネード装着可、ってなんだよ!歩きずれえんだよ!バカ過ぎだよ!意味がねえんだよ!ってか、最初から最後まで意味のねえ映画なんだよ!でもやるんだよ!タランティーノもバカ兵士役で登場!そして死に方があまりにもバカ!オマエ頭悪すぎ!