■2001人の狂宴
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さて物語はというとアメリカ南北戦争時代に北軍に苦渋を飲まされていた南部のとある小さな村の住人達が現代までその恨みを沸々とたぎらせ、村に迷い込んできた北部の人間を次々と血祭りにあげる、というタチの悪いお話だ!原題『2001Maniacs』とは『村中みんな基地外だらけ』という意味なんだね!基地外だけにみんなでへらへら笑って歌い踊りながら北部の皆さんを叩き殺し行くんだよ!愉快で陽気な南部の皆さんだね!殺される面々も見るからにお馬鹿チャン学生ばかりで、まさにスラッシャー・ムービーで殺される為だけに存在しているような見事な脳みそ空っぽぶりが素敵過ぎだ!さて丁度村はフェスティボー・アンド・カーニボーの真っ盛りで、殺された皆々様はこんがり美味しいバーベキューに焼かれてみんなのお腹の中なんだね!キャンプファイヤーを囲みながら、たっぷりビールと焼きたて人肉、自然と村人達の頬もほころぶよ!これは祭りも盛り上がること請け合いじゃないか!南部よいとこ一度はおいで、だね!
あと主演の殺人村村長役は『エルム街』のロバート・イングランドですよん。この人TVシリーズ『V』のお人よし宇宙人もやってたんだ、初めて知りました。
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デッドコースター/ファイナル・デスティネーション2 [DVD]
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問題は死ぬ時期と死に方だ。米寿を超えた老人が老衰で亡くなるのなら天寿を全うしたと言われ死に諦めもつくのであろうが、幼い子供があまり普通ではない死に方などをしたならこれはとんでもない悲劇として扱われる。オレも自分が50年先に死ぬならまあいいかあ、と思うが明日、動物園から逃げ出したライオンに喰われて死ぬとなるとそれはイヤだなあと思う。しかし、死ぬ時期と死に方は選べない。せいぜい健康に気をつけて交通安全を守ることぐらいだ。そしてこれをどんなに気をつけたところでリスクは減っても絶対回避することは出来ない。健康で健全に暮らしていて何の病気もしたことがない人が突然難病に襲われる事だってある。どんなに信号を確認したところで酔っ払いや居眠りの車が突っ込んでこないとは決して言えない。死ぬ時期と死に方は選べないのだ。
この映画『デッドコースター』は『ファイナルデスティネーション』の続編だが、死を運命付けられた人々がそれをどう回避して行くかというお話。そしてその”死”へ至る経過が面白く、これは「死へのピタゴラ装置」とでも言えそうな(多分沢山の人がこのフレーズ思いついただろうなあ)状況の連鎖を楽しむのがこの映画のキモということになるだろう。人が死ぬのに楽しむってどういうこと?と眉をひそめる方もいるかとは思うが、この有り得ない状況が死へと繋がる過程はある意味喜劇的と言ってもいい捻り方なのだ。そして多分、実際の死もこのように馬鹿げていて拍子抜けしそうなぐらい他愛のないことから引き起こされるものなのだろうと思う。そう、死ぬことはたいした問題ではない。何故なら誰もが死ぬ運命だからだ。
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…ええと。
病院行けよ、病院。