最近ダラ観したBlu-rayとかDVDとか

モンティ・パイソン / ノット・ザ・メシア (監督:オーブリー・パウエル 2009年アメリカ映画)

モンティ・パイソンが結成40周年記念公演として『モンティ・パイソン ライフ・オブ・ブライアン』のオペラ版を由緒正しきロイヤル・アルバート・ホールでやっちゃった、というもの。パイソンズからはエリック・アイドルマイケル・ペイリンテリー・ジョーンズテリー・ギリアム、キャロル・クリーヴランドが出演、そして一緒に歌う4人のオペラ・ソリストと140人のバック・コーラスは全員本業の人(多分)、この彼らがタキシード姿にクソ真面目〜な顔して下品で冒涜的な歌を歌いまくる、というわけなんですな!「愛のオペラ」なんて格調高い歌声で「ああああああ〜♪」「ああああ〜♪」と"愛の営み"を歌っちゃったりして始末に負えません。ゲイネタ・女装ネタもあちこちにちりばめられ、勿論クライマックスはあのブラック過ぎる迷曲「Always Look On The Bright Side of Life」が高らかに歌い上げられます。しかしそれだけじゃない、そのさらにラストには「きこりの歌」が!この「真面目な顔して下品三昧」ってホントにイギリス人好きですなあ。

コンテイジョン (監督:スティーブン・ソダーバーグ 2011年アメリカ映画)

コンテイジョン Blu-ray & DVDセット(初回限定生産)

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いわゆるパンデミックものの映画って今さらな気がするし、ソダーバーグって生真面目なドキュメント・タッチの映像を淡々と撮る人だからこの映画も盛り上がらないんじゃないのかなあ、とか思って観たら、逆にその生真面目さが功を奏し、はったりの無い誠意さえ感じるきちんとしたパンデミック映画に仕上がっていて、かなり面白く観られた。生真面目に撮りつつ俳優はオールスターっていうところがまたいいんだよね。グィネス・パルトロウがさっさと死んじゃったのにはびっくりしたが!この映画観てから清潔感の無いオレですらきちんと手を洗うようになりましたよ。

■ホステル3 (監督:スコット・スピーゲル 2011年アメリカ映画)

ホステル3 [DVD]

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残虐拷問ホラーの第3弾は舞台をラスベガスに移し、そしてなんとびっくりその内容は『ハングオーバー』のスプラッタ版!結婚前にラスベガスで羽目を外そう、という男たちの一人が行方不明になって、というプロットもそのまま!ただこれまでの『ホステル』シリーズ観ている人には残虐風味が足りなくて物足りないんじゃないかな。それに『ホステル』はやっぱりあの東欧のこってりした暗さとばばっちさがよかったんだよなあ。監督はホステル1、2の製作総指揮してたりフロム・ダスク・ティル・ドーン2監督したりした人。

■5デイズ (監督:レニー・ハーリン 2011年アメリカ映画)

5デイズ [Blu-ray]

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戦争は悲惨なものだし、戦場カメラマンは大変な仕事だとは思うが、「戦争は悲惨なんだ!」「戦場カメラマンは大変なんだ!」とそのまま撮られても乗れなかったりするんだよな。同じ戦場カメラマンものならリチャード・ギア主演の映画『ハンティング・パーティー』のほうがひねりがあって面白かった。ただ、グルジアにロシアが軍事介入したという南オセチア紛争を知るきっかけになったし、なんといってもグルジアの街並みや風俗がエキゾチックで素敵なんですね。そういった部分を現地ロケできちんと撮っている部分はよかったかな。

ファイナル・デッドブリッジ (監督:スティーヴン・クォーレ 2011年アメリカ映画)

ファイナル・デッドブリッジ Blu-ray & DVDセット(初回限定生産)

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ファイナル・デスティネーション』シリーズ第5作は、落ちる橋から逃れたワカモノたちが次々と命を落とすことからデッドブリッジというわけなんですな。最初の橋が落ちるパニックシーンはそんなに悪くなかったですよ。「死のピタゴラ装置」も時々フェイントかけたりして楽しかったですね。このシリーズは特に思い入れもなくソフトでしか観たことがないんですが、このぐらいのレベルの作品で続いてくれればまた観るだろうなあ。あと、ラストがよかったね。

■嘘つきは恋の始まり (監督:ジェフリー・ハーレー 2008年アメリカ映画)

嘘つきは恋の始まり [DVD]

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ウィノナ・ライダー主演ということで観てみたラブ・ロマンスもの。それにしても始終むっつりした暗めの主人公に、「なんだか気になる人」とかいってウィノナ・ライダーのほうから迫ってくるなんて、そりゃあありえないだろいくらなんでも!とかいいつつ、言い寄られる男役である主演男優ウェス・ベントリーが意外といい男で、なんだか秘密っぽいところがよかったということなのかな。