今日もダブ三昧

■Revolutionaries / The Revolutionaries

白ゲヴァラという通称を持つ本作。曲名も革命ネタがほとんど。‘M.P.L.A’(アンゴラ開放人民運動)、‘P.L.A’(アフリカ民族会議)などアンゴラ独立に関する記号を並べている。サウンドはレヴォリューショナリーズ独特の、攻撃的なミリタント・ビートが大幅を締める内容です。カッコよい。
http://diskunion.net/detail.php?goods_id=REGGAE-613&genre_id=13

レゲエ界最強のリズムコンビ、スライ&ロビーを擁したレボリューショナリーズの最高傑作アルバム。世に出ているDUBアルバムの最高傑作ということも出来るでしょう。ジャケットのチェ・ゲバラのポートレイトからも伺われるようにDUBによるリズム革命を目指したかのような攻撃的なミリタント・ビートの連続。無駄が無く正確で重く力強いリズムは確信犯的な明快さに満ちています。何一つ加える事も差し引く事も必要の無い完璧さ。名作中の名作。文字通り最強DUB。


■100% of Dub: Select Cuts / King Tubby

100% of Dub

100% of Dub


言うまでも無くキング・タビーは数々の傑作DUBアルバムをリリースしているダブ・マスターですが、このアルバムはそのキング・タビーのアルバムの中からエモーショナルかつ攻撃的なDUBをセレクトしたCDです。レーベルはSELECT CUTS、DUBミュージックをテクノ的観点から現代に甦らせたあの「Select Cuts From Blood & Fire」シリーズをリリースしたレーベル。なるほど目の付け所が違う。

しかしKING TUBBYという名の椅子があるとは…。
http://shopping.yamagiwa.co.jp/shop/goods/goods.aspx?goods=A-939AD2700


■Hard Times / Pablo Gad

1970年代後半からUKで活躍していたル−ツ・シンガ−、PABLO GADの大名盤『HARD TIMES』が遂に再発!!!オリジナルは1980年に英FORMからリリ−スされていましたが、これまでCD/LPともに再発されていなかった上に、その内容の深さ・キラ−度からレゲエ・ファンの間でリイシュ−が渇望されていたアルバムです。しかも12"DISCO MIXを多数収録しており、曲後半に接続された深〜いダブ、DEE-JAYも素晴らしすぎます。
http://diskunion.net/detail.php?goods_id=REGGAE-2258&genre_id=13

イギリスでレゲエがブレイクし、ニューウェーブのバンドらと共同戦線を張っていた80年代にリリースされたUKレゲエ。マトゥンビを思わせる湿り気を帯びたメロディアスな曲調と微かにほの暗いDUB処理が当時のUKレゲエ・シーンを窺わせます。


Blackheart Man / Bunny Wailer
■Dubd'sco Volume 1&2 / Bunny Wailer

Blackheart Man

Blackheart Man

Dub D'Sco

Dub D'Sco

ボブ・マーリー&ザ・ウェイラーズのオリジナル・メンバーであったバニー・ウェイラーが1976年に発表した脱退後初のソロ・アルバム「Blackheart Man」と、そのDUBアルバムです。非常に先鋭的だったボブ・マーリーに比べ、バニー・ウェイラーの作り出す曲は伸び伸びとした曲調と美しい歌声で、逆にくつろいだ親しみ易さと高い精神性を感じさせます。ルーツ・レゲエの定番的な傑作という事が出来るでしょう。DUBアルバムのほうもその伸びやかさは健在で、ふわふわと現れては消えるバニー・ウェイラーの歌声、そしてシンプルで細やかなDUB MIXが和ませてくれます。