『デッドライジング2』はどうもオレ向きじゃなかったなあ

デッドライジング2 (XBOX360) (PS3)


ゾンビ・アクション・ゲーム『デッドライジング2』、実は前作はやってない。ゾンビ映画好きのオレとしては真っ先に飛びついてよさそうなものだったが「制限時間があって同じところをぐるぐる回ってあれこれ何回も繰り返して」みたいなことを聞かされて、どうも面倒臭そうだったから見送ったのだ。しかし安くなってから買った。ところが、オープニングを見ただけのソフトを傷つけてしまい動作不良、泣く泣く諦めたというわけだ。
そうしてやっと『2』の発売、今度こそしっかりプレイしちゃるぜ!と気合を入れていたのだが、始めてみるとどうもイラッとする部分が多いのだ。まずなんといってもロードが頻繁すぎる。それとムービーが長くこれも頻繁だ。いや、かのRPG大作みたいに長いってわけではないが、これだけちょこちょこ入れられると気分が萎える。それとゾンビ化抑制剤「ZOMBREX」投与が必要な自分のガキの存在。ただでさえ時間制限のあるミッションの途中にこれまた時間指定で「ZOMBREX」探しもしなければならない。こいつが鬱陶しい。「ガキ死んでも構わんから薬探ししなくていいストーリーにならないのか?」とさえ思う。しかもこの「ZOMBREX」、「こんなのわかるかよ!?」ってなレベルの場所に置いてある。
こんなことを言い始めると今度はゾンビさえも鬱陶しい。ゾンビ避けたり叩きのめしたりすること自体が作業に思えてしまう。そしてミッションの為に同じマップの中を鬱陶しいゾンビを避けながら何回も何回も行ったり来たりさせられる。まあそれがこの『デッドライジング2』のキモであることを考えると、このゲームのゲームデザイン全てが気に食わないという話になってくる。だいたいゾンビに襲われている人や舞台であるカジノの危機をなんでオレ一人で救わなければならないんだよ、とまで思えてくる。セーブ地点探してうろちょろするのも一昔前のゲームくさくてウザい。その他武器やら画面表示やらもう文句だらけである。
とはいえ、ゲームとしては、面白いんだよ。お使いといえばお使いなんだが、カプコンというゲーム会社の持ってるゲームらしいゲームのノウハウで作られているんだよな。逆に言えば、世界的なマーケットも含む最新ゲームのユーザビリティの域には達していない、ということなのかもしれん。あとまあ、オレがヘタレゲーマーなので、この程度のゲームでさえ難儀して、それで文句ばっかり言っている、という可能性が最も大きい。要するに、このゲーム、オレ向きじゃないんだろうなあ。

デッドライジング 2【CEROレーティング「Z」】

デッドライジング 2【CEROレーティング「Z」】

デッドライジング 2【CEROレーティング「Z」】

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