大阪と北海道の文化の違いを検証する!

実はこの間ちと大阪まで足を伸ばしたのである。
オレの頭の中では大阪は駅前から見渡す限りたこ焼きの屋台が並びビルというビルには巨大な動く蟹の看板が貼り付けられ街中の人々は「でんがなー!」「まんがなー!」と連呼し道頓堀川は飛び込む人が行列を成しみやげ物屋には黄金の張りセンが置いてあるものだと思っていたのだが決してそんなことなどなかったのである。
しかしあまりにも想像力が貧困な文章である。
はてなでは大阪のダイアラーの方にお世話になっていることが多いというのにこれでは申し訳が立たないではないか。
だが道を行くおばちゃんは京唄子に似ていておっさんは鳳啓助に似ているだろうという想像はほぼ当たっていた。
あと電車の中では静かに座る大阪の方に対してオレ一人が周囲の迷惑などお構いなしに喋りまくり、しかも声がでかくて喧しいという有様であった。
大阪の方すまん。本当にすまん。


しかし翻ってオレの実家の北海道をイメージのみで鑑みるならば本当はもっと凄いことになっているのである。
どの家も番犬代わりに白熊を飼い通りには野良ペンギンや野良アザラシが溢れて生ゴミを漁り、家は全部氷で出来ていてその家に入るとゴキブリの代わりに毛蟹が台所の裏でゴソゴソと蠢いているのである。
夏ともなると白夜で1ヶ月ぐらい夜が来ないし道路を走る車は全てキャタピラの付いた雪上車だし、若者はバイクの代わりにスノーモービルで暴走するのである。
学校や会社はスキーで通い積雪は2メートルぐらいあるから冬場ともなると家の2階が玄関になるのだ。
そして学校の授業では英語ではなくロシア語が必須科目で夏休みは無く冬休みが3ヶ月ぐらいあるがこれは冬になるとブリザードで子供が登校中に遭難してしまう恐れがあるからである。
食生活はというと麺類は味噌ラーメン以外存在しないし肉はジンギスカンしか食わんしビールはサッポロ以外認められないし主食はトウモロコシだ。
でも年に一度の春のお祭りには熊肉が振舞われるのだ。
こんな北海道であるがオーロラがとても綺麗だし街中は雪祭り雪像だらけだしそれほど悪くはないよ。
ただ就職するにしても漁船員か自衛隊員か木彫りの熊職人しか仕事がないから内地に出てきたオレだけどな。


…ええと、大阪の皆さん、この辺で許してください…。