- クリストファー・ノーラン監督の『インターステラー』観たがオレにはまるでダメだった。
- 以下ネタバレしまくりにてよろしく。
- いろいろあるがまず「登場人物がドイツもコイツもメソメソしまくりやがっている」というのに神経逆撫でされた。
- メソメソしてる暇あったら仕事しろよ仕事。人類は明日滅ぶかもしんねえんだろ。
- 惑星探査プロジェクトが行き当たりばったり過ぎる。基地に忍び込んだ奴雇うなよ。現地着いてから揉めてんじゃねえよ。先発隊も惑星データちゃんと送れよ。仕事しろ仕事。
- 地球を救う為に宇宙に出たくせに任務始まったばかりの段階でもう帰ることばっか考えてる主人公。お前はお母さんがいないから帰りたいって泣いてる子供か。
- 決死の任務なのに覚悟ってもんが足んねえんだよ!男だろお前。あと仕事しろ仕事。
- それと「時空を超越した父娘の情愛」、まあテーマはいいとしても最初っから最後までそれでゴリ押しじゃんかよ。
- 湿っぽいんだよなー。で、最後は愛は地球を救うかよ。おめでてえな。
- 主人公の隊を送って20年、いまだ普通に存続している地球ってどうよ。意外ともってんじゃん。滅亡するする詐欺かよ。で、この20年の間にテクノロジーの進歩も後発隊の出発もなかったのか?
- 科学考証とかはどうでもいい。事象の地平線なんかに行ったら潮汐力で体八つ裂きだろ、とか言わない。なんとなれば全ての科学的疑問は5次元の連中がなんとかしてくれたからってことでいいんだろ。
- それにしても5次元の連中ナニしたいんだか分かんない。ワームホールやるから居住惑星探せって、そんな科学力あるんなら最初から居住惑星連れてけ。放射能に侵された地球に波動エンジンの設計図は送るけどコスモクリーナーDの設計図は送らないイスカンダルみたいな連中だな。
- お話の元ネタは旧約聖書の出エジプト記だろう。安住の地である筈のエジプトに10の災厄が訪れ、モーゼが神の導きでエジプトの地を出でて約束の地へと至る、っていうアレ。エジプトは地球。10の災厄は作物の死。神様は5次元の存在。出エジプト=エクソダスは地球移住計画。ということは主人公はモーゼ。
- 地球の終りが戦争でも資源枯渇でも小氷河期でも温暖化でもなく砂嵐だの作物の死であるのは10の災厄に則ってるから。砂嵐=雹、作物の死=疫病、イナゴ。
- 後半の惑星探索はホメロスの『オデュッセイア』か聖杯伝説あたり。
- それにしてもアメリカ人は相変わらず耶蘇教の呪縛から解けないんだな。あとノーランに作話能力がないことはよく分かった。
- ハードSFとか謳ってるけど結局出来の悪いファンタジーみたいな話だったなコレ。
- やっぱさあ、「辿り着いた惑星には自由の女神の残骸が!ここは滅亡後の地球だった!」ぐらいのことはやって欲しかったですね!
http://www.youtube.com/watch?v=huNTmixOjnM:movie:W620