アンダーワールド・サーガの3作目はなんだかどうでもいい物語だった!?

アンダーワールド:ビギンズ (監督:パトリック・タトポロス 2009年アメリカ映画)


数世紀にわたるヴァンパイア族対ライカン(狼男)族の戦いを描いた『アンダーワールド』『アンダーワールド:エボリューション』に続くアンダーワールド・サーガ第3弾。1作目はモンスター対モンスターの抗争にワイヤーアクションと銃撃戦を盛り込み、サイバー&ゴシックな『マトリックス』風の映像を披露して、冒頭は「おおっ」と期待させられたものの後半吸血鬼と狼男の悲恋がどーのこーのとグダグダな展開となり大いに盛り下がってくれたのであった。
続く『アンダーワールド:エボリューション』は前作のグダグダぶりを律儀にそのまま引継ぎ、あんまりいい所を見せることなく終わってしまった。そしてこの『アンダーワールド:ビギンズ』。ええ、もう何も期待してません。そもそもヴァンパイア対ライカンの因縁の戦いとか言われても、所詮バケモン同士の縄張り争いってことじゃないですか。勝手にやってくれとかちょっと思っちゃいましたね。
この『アンダーワールド:ビギンズ』は争いのそもそもの発端となった中世の時代を描いてるんですが、中世だけにアンダーワールド・シリーズの特色だった銃撃戦が出てこないんですな。あと長ーい黒のロングコートとかもな。この辺で益々意気消沈ですよ。1、2作目は主演であるケイト・ベッキンセイルのイタチ顔とレザーコートでなんとか持ったようなもんじゃないですか。この3作目ではケイト姐さんの代わりにローナ・ミトラという人がヒロイン演じてるんですが、悪くないんですけどやっぱりケイト姐さんの長い顔が無いと寂しいですな。
中世ダークファンタジー調の舞台設定も嫌いじゃないんですが1、2.作目でなんかどうでもいい物語だなあと思ってしまったらこの3作目もなんだか最後までどうでもよくなってきて、こうしてどうでもいいようなカンソーブンを書いているといった次第であります。全くもうどうでもいい文章読ませてしまってホントすいません。