怪しいホルモン屋に行ってきたよ

昨日は早朝からシアターN渋谷で映画『ヒルズ・ハブ・アイズ2』を観て、お昼に今度はコムスメと待ち合わせて渋谷ライズXでまたもや映画観ておった。映画は『ヴォイス・オブ・ヘドウィグ』。そしてこの『ヴォイス・オブ〜』の時、オレは生まれて初めて《ペア券》なるものを購入しちまったぜ。二人で¥2500だから、一人頭だと前売り券買うより安いわけなんだな。しかし《ペア券》…グフフ…。

映画終わった後はちょっと小腹空いたので渋谷のJ.S.BURGERS CAFEなるところに寄り、コムスメはアボガド・バーガーを、オレはホットドッグを頼んでビールで流し込む。一息ついたらコムスメから「おくらばせながらァ〜」とか言いつつ6週間遅れぐらいの誕生日のプレゼントを貰う。「これで男を磨いてください」と”男を磨くもの”を頂いた。オレも来週誕生日のコムスメにプレゼントをあげたりする。このコムスメへのプレゼントというのが実はワケアリで、コムスメにきちんと説明してあげたら「実にフモさんらしい情けない理由ですねえ。貰えるもんはなんでも貰うに決まってるじゃないですか」なんて言いながら受け取ってくれた。いつもすまんのう…。

さて時間も時間となり、この日のメーンイベントである怪しいお店に行く為に新宿へ向かう。その怪しいお店とは新宿3丁目にある《新宿ホルモン》。6時に予約を入れておいたのだが、ちょっと早めに着いたけれど入れてくれる。実はこのお店、ネットでリサーチしたところ、相当有名なホルモン焼き屋らしく、予約しなければ入れないほど盛況なのらしい。確かにこの日オレらがいた間に、入れなくて帰ってゆくお客さんの数は20人に下らなかっただろう。内装は昭和レトロを狙ったポスターやブロマイドが並び、お店の看板自体がわざと古めかしい錆びを浮かしてある。予約だったが少人数ということでこの日はカウンター席。中は若い女性客も多かったな。

お味のほうは確かに癖が無く鮮度の高い生や焼きホルモンを相当種類用意しており、人気が高いのも頷けた。体育会系のやかましい接客という評判だったから最初はどうしようかと思ったが、入ってみたらオレが一番体育会系でやかましくて馴染んでいた、という事態となっておった。「レバテキ」「白センマイ刺し」など人気メニューとあわせ、馬のレバと動脈の刺し身があるというので食べてみた。あと柔らかく煮込んだタンのスライスが絶品であった。コムスメは「スープまで美味しい!」と喜んでおった。さらに8種のホルモン盛り合わせを頼み七輪でジュウジュウ焼いて食ったよ!腎臓が一番気に入ったな!さらに気が大きくなったオレは黒毛和牛まで頼んで食っちまったわい!さすがに高かったがな…。

韓国酒マッコリとビールを割った「モッコリ」というアブナイ名前の酒がまた美味く、これを飲みながら隣の席のワカモノとなぜか意気投合したりとかして盛り上がっていたら、この日約束から70分遅れてKちゃんが登場、取り合えず七輪も下げちゃったから適当なものを食わせ、店員から8時まででお願いします、ということだったので時間も来た事だしいそいそと帰り支度。だが新宿で夜8時なんてまだ早い早い!と言う訳で3人で今度はカラオケに。そして10時頃まで歌い踊る怪しいオッサンとムスメ達であった。カラオケから出ると10時回っているというのにコムスメが「友達近所に来ているみたいなんで合流してきます!」とか言ってるんでここでお別れ、あとはKちゃんとちょっとコーヒー飲んでこの日はお開きとした。

写真は《新宿ホルモン》の店前だが、端っこに心霊写真のように写っているのはコムスメのグワシである。さすがにオレのガールフレンドだけあってちょっとアホなんである。ま、男も女もアホが一番、というのがオレの持論である。