Joey Negro / In the house
- アーティスト: Joey Negro
- 出版社/メーカー: Defected
- 発売日: 2005/03/08
- メディア: CD
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IVY / In the Clear
- アーティスト: Ivy
- 出版社/メーカー: Nettwerk Records
- 発売日: 2005/03/01
- メディア: CD
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Everything But The Girl / Adapt Or Die - 10 Years Of Remixes
エヴリシング・バット・ザ・ガールの新譜はクラブ・リミックスによるベスト盤。10 Yearsとは言ってもこの10年で2枚しかオリジナルアルバムを作っていないんであるが。しかしこれが予想通りの傑作リミックス集で、近作の「Temperamental」、そしてベン・ワットのハウスミックスアルバムあたりのハウス路線にはまりまくり、さらに抜け出せなくなるぐらいのめり込んだオレにとっては、またもや取り付かれたように聴きまくるヤバイ予感が。トレイシー・ソーンの情感のある歌声に無機質で冷ややかなエレクトロの音色がマッチしすぎです。黄昏時などに、または誰も歩いていない早朝に、ポータブルプレイヤーにEBTGのハウス入れて聴きながら歩くと、物狂おしい気分になってきて、逆にその憂鬱な気分が心地良かったりする。心地良いブルー。ああいいさ、またダークに生きたって。
エヴリシング・バット・ザ・ガールはもともとアコースティックギターが主体の男女デュオ。オーケストラを入れたり、フォークソングっぽい時代もあったけれど、そのソロ時代の、そしてデビューの頃からの煌く様な暗さは長い音楽活動を通じて通奏低音としてあったのだと思う。それはクラブ・ミュージックのコンピューターサウンドに乗ったのだとしても何一つ変わってはいない。自分は、孤独で、途方にくれていて、そして何もかももう取り返しがつかない。それを、癒す事も慰めを求める事もなく、ただひりひりと感じながら両足で立っているだけ。EBTGの音はそんな確信犯的な「痛みの核」として、いつも鳴らされ続けていたのだと思う。
(ここで全曲試聴できます:http://www.rhino.com/store/productdetail.lasso?Number=79683)
Everything But The Girl公式サイト:http://www.ebtg.com/