映画『TEKKEN -鉄拳-』の主役は当然のことだが三島平八だった!?

TEKKEN -鉄拳- (監督:ドワイト・リトル 2009年アメリカ映画)


人気格闘ゲームTEKKEN -鉄拳-』の映画化作品なんですけどね、格闘ゲームの映画化!と聞いて思い出すのはやっぱ『ストリートファイターII』の映画化作品『ストリートファイター』ですよね!?なんつったってジャン=クロード・ヴァン・ダム主演っすよ!?オレの中ではある意味ヴァン・ダム主演映画の最高傑作はこの『ストリートファイター』だと思ってるぐらいなんですが、かといって『ストリートファイター』が傑作だったかというと全くそういうことはない、というのが現実ではありますね!じゃあなんだったかというと珍作の部類に入るんですが、なんか嫌いになれない"何か"が『ストリートファイター』にはあったんですよね。
その"何か"っていうのはゲーム映画化最高失敗作の誉れ高い『スーパーマリオ 魔界帝国の女神』のことをオレはあんまり嫌いじゃない"何か"なんですよね。だいたい『スーパーマリオ 魔界帝国の女神』、クッパ役がデニス・ホッパーなんだぜ!?そんな映画を貶せるかよッ!?まあゲーム映画化で最も成功したのは『バイオハザード』シリーズですが、あれもオレの中ではあまりに下らない、ということで評価高いです。逆に『サイレントヒル』は作品としての出来は高いし面白く出来ているんですが、マジこいて作っちゃってる分、要するに笑えない分、あんまり記憶に残ってないんですね。そう、ゲーム映画化につきまとう"何か"、それは笑えるかどうか、ってことなんですね!
そういうわけで映画『TEKKEN -鉄拳-』なんですが、前述の『ストリートファイター』や『スーパーマリオ 魔界帝国の女神』みたいな映画と比べて遥かに出来がいいしきちんとまとまってます。キャラも無理の無い似せ方していて好感が持てます。オレ、一時ゲーム『TEKKEN -鉄拳-』はエディ・ゴルド遣いだったんですが、そのエディが出てきたこともちょっと嬉しかったです。その辺ファンには納得できるものがあると思います。しかしやっぱなんだかこじんまりしてるんですよね。コスプレ大会の域を出てないんですよね。観てて退屈はしないんですが、んー、もうちょっとその、ゲーム映画の荒唐無稽さを押し出して欲しかったんですよね。…とか思って観ていたら、三島平八登場!

ギャハハ!誰このおっさん!?全然似てねえ!ゲームでの三島平八キャラの、あの鉄腕アトム髪が控えめ過ぎ!全くいったい誰に気を使ってこんな枯れまくったおっさんにしちゃったんだよ!?それからもうオレの目は三島平八に釘付けですよ!画面に三島平八が出るたびにねっとりした熱い視線を送りまくりですよ!あー似てねえ!ホントに似てねえ!しかしお陰でオレの中でこの映画の評価はうなぎ登りですよ!というワケでこの映画『TEKKEN -鉄拳-』、似てない三島平八を愛でる最高のゲーム映画となりました!いやストーリーは全然憶えてないけど!

TEKKEN -鉄拳- Blu-ray&DVDセット(初回限定生産)

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