■Masterpiece: Mixed by Francois K
クラブミュージック界の重鎮・
フランソワ・ケヴォーキアンの、3枚組全57曲、収録時間3.8時間という
超弩級MIXCDです。彼の持つサウンドセレクトの妙とテクニックの確かさを余す所無く楽しむ事ができる非常に素晴らしいCDセットになっています。これまで
フランソワ・ケヴォーキアンが発表してきたMIXCDはどちらかというとディープハウス系でダビーな空間処理の曲が多かったような気がしますが、今回のCDではハードなテクノを中心とし、そこにテック・ハウス、エレクトロを織り交ぜた、”痒い所に手が届く”と言ってもいいぐらいな絶妙のMIXを聴かせてくれます。これさえあれば部屋にいながらにして最も旬なクラブの雰囲気を味わうことが出来るでしょう。クラブ・ミュージック好きも初心者も、まさに
一家に一セット、今年度クラブミュージックMIXCD・No.1となるやもしれないまさにマ
スターピースと呼べる大力作です!
試聴 ■Gilles Peterson - In The House
アシッド・ジャズの命名者であり、クラブジャズDJの第一人者である
ジャイルス・ピーターソンが手掛けた、これまた珠玉のMIX・NonMIXCD3枚組!もう1曲目から心がトロトロになりそうなハウスナンバー、Wahoo Feat. Paul Randolphの『Don't Take it Personal』で既にノックダウンだ!ハウスからファンク、
ガラージ、ディスコと幅広くセレクトされたMIXは、全体にソフトフォーカスを掛けたかのような滑らかな音の感触がひたすら心地よい。また。3枚目のNonMIXCDはこの企画の為に様々なアーチストが提供した曲が収められています。上記の
フランソワ・ケヴォーキアンと同じ頃に発売されましたが、名作がこうも立て続けにリリースされるというのは(しかも両方合わせてCD6枚…)なんかもう盆と正月が一遍に来たかのようだよ!
4月5日に代官山AIRでプレイするみたいですねー。行きたいですねー。誰か付き合え!
試聴 ■Carl Craig - Sessions
デトロイトテクノ第2世代として登場し、未だ第一線で活躍するテク
ノアーチスト、
カール・クレイグのリミックス・ワークを集めたもの。
カール・クレイグはテクノを聴き始めた頃に相当聴き込みましたが、その時に聴いていた名曲がずらりと揃っているという感じです。今聴くと新鮮さはさほどありませんが、彼が辿ってきた道筋を一枚のCDで聴けるというのは素晴らしいことかもしれません。
試聴 ■Newworldaquarium - The Dead Bears
1曲目からビートダウン系のサウンドがドロドロと響き、一瞬
デトロイトものか?と思ったらオランダのアーチストなのらしい。
Moodymannや
Theo Parrishから泥臭さを抜いたようなディープハウス。
試聴 ■Dubstep Allstars Vol.5 Mixed By N-Type
ダブステップMIXCDシリーズ『
Dubstep Allstars』、今回はN-TYPEが担当。全38曲のダブプレートを矢継ぎ早にミックス、ブワブワと低音のうねる攻撃的な
ダブステップ・サウンドが展開されます。
試聴