ハードカバー

そういえばハードカバー本を持ち歩きそれを読んだりするのを嫌う方は多いと思う。まあでかいし重いもんな。しかしオレは割りと苦にならないほうなんである。500ページ程もある枕のように分厚いハードカバーでも気にならない。いつでも鞄の中に入れて持ち歩き、電車で引っ張り出して読む。鞄はそもそもそんなハードカバーが入っても余裕のある大きさのものを常に選んで買っている。
立っていてもOKだ。片手に吊革、そして分厚いハードカバーを片手で広げ持って読むことが出来る。どうもその程度の筋力はあるらしい。頭で楽しみ筋力もトレーニング。まさに読書エクササイズである。部屋の中では両腕にハードカバーを持って鉄アレイ代わりに上げ下げしているぐらいである。また、仰向けに寝て両足先にハードカバーを挟み、これを上げ下げすることにより脚力も鍛えているのだ。本を読むにしても寝ている状態だとあまりにも楽なので、部屋の中ではあえて立って本を読み、それに飽きると逆立ちして読んでいる位である。…すまん。後半は嘘である。
こんな按配で、例えば『ハイペリオン』2部作、『エンディミオン』2部作の長大ハードカバーは殆ど電車で読んだ、と云う経歴も持っているのだ。すなわち読書するにも強靭な肉体と鉄のような筋肉が必要である。これらのことをオレはここで身をもって示し、皆さんの明日の健康と活力の為に役立てて頂きたい、とそう願ってやまない今日この頃である。(なんじゃそりゃ)