映画『バウンティ・ハンター』のジェラルド・バトラーさんは目が怖かった!

■バウンティ・ハンター (監督:アンディ・テナント 2010年アメリカ映画)

ジェラルド・バトラー主演の、まあ言ってみれば"クライム・ロマンチック・コメディ"といった作品です。「バウンティーハンター」というのは保釈中に逃走した刑事犯をとっ捕まえて警察に引き渡し、賞金を貰う、っちゅうお仕事で、これがジェラルド・バトラーの生業なんですな。で、ある日なんの因縁か別れた奥さんをとっ捕まえることになったんですが、その奥さんというのがとある殺人事件を追っていた記者で、その殺人事件に関わる陰謀に加担している組織に二人が追われちゃう、という筋です。しかしこの二人、離婚しただけあって犬猿の仲で、しょっちゅうドタバタと仲違いしている部分にコメディ要素を持って来ている訳です。この奥さんをジェニファー・アニストンという女優さんが演じていて、ロマンスものの映画によく出ているらしいんですが、オレはあんまり見たことはありません。ただこの映画ではなかなかのコメディエンヌぶりだったと思いますよ。しかし問題はジェラルド・バトラーさんですよ。ジェラルド・バトラーさんと言えばなんといっても『300(スリーハンドレッド)』のスパルタ王レオニダスですよね!その後の主演映画も『完全なる報復』『GAMER ゲーマー』とかブチ切れ系バイオレンスキャラ街道まっしぐらじゃないですか!だからこの『バウンティ・ハンター』でも、コメディの筈なのにジェラルド・バトラーさんいつも目が据わってて怖いんですよ!いつパンツ一丁になって「スパルタに栄光を!」とかわめきながら剣を振り回し敵を切り刻んであたりを血飛沫と肉片の殺戮の荒野へと変えてしまうのか、観ていてハラハラしちゃうんですよ!いや、映画としてはそっちのほうが面白かったかもしれませんが、この映画の雰囲気からは明らかに浮いちゃってるんですよね!しかしジェラルド・バトラーさん、ちゃんと調べたらロマンスものの映画も結構出演しているから、これはオレの思い込み過ぎなんだろうなあ。