- 出版社/メーカー: Beatink
- 発売日: 2005/07/16
- メディア: DVD
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内容はと言えば、これまでのカニンガム+エフェックス・ツインのタッグによるホラーチックな変態路線を踏襲した作品に仕上がっている。今回は車椅子に座った「ラバー・ジョニー」(ゴムのジョニー。“コンドーム”の意も)と呼ばれる全裸痩身で風船のように頭の膨らんだ異形のヒューマノイドが、エフェックス・ツインのテクノミュージックにのってカクカクと怪しく踊りまわる、ダークでサイバーなミュージック・クリップ。
フォト・アルバムはラバー・ジョニーらしき「モノ」の肉や皮が、とろけて癒合したたかのように継ぎはぎされた、グロテスクな連作写真。性器や肛門を連想させる肉の襞や体毛にまみれた皮膚が合成された、CGのフランケンシュタイン、あるいは生きた肉片。
一貫してカニンガムはフリークスを描くが、それは音楽と映像の「異界」を目差したものなのだろう。ただ作品としては5分程度の短い映像のみが収められたDVDなので、やはりカニンガム/エフェックス・ツイン好きのマニア向けアイテムかもしれない。
クリス・カニンガム:インタビュー/http://cq.panasonic.jp/article/res/004/index.html
(2006年11月5日追記:2chから来た方の為に動画を貼っておきます。当時はYoutubeなんて知られてなかったんだよねえ。)
(↓DVDのジャケット。まあ、はっきり言って「ケツの穴」だよな。ジャケットからこれだから内容も推して知るべし。オレは好きだけど。)