TVBros.映画評”「イノセンス」辛気臭い“

〜それにしても辛気臭い映画。グダグダ戯言ホザくより、画で勝負しろよなっ!〜
TV番組雑誌の名を騙ったサブカル情報誌「TVBros.」の辛口映画コラム「試写会に火をつけろ!」で以上のような発言が。
…ほっほう。やっぱり出ましたな。オレの昨日書いた駄文の予想通りの評になっちゃってますな。まあ考えてみれば押井の作風自体が辛気臭いわけで、今回も何も変わっちゃいない、と思えば溜飲も下がりますがな。
ただ問題なのは同じ雑誌での押井と評論家の滝本誠氏の対談「美女と殺しとイノセンス」が微妙に無邪気だったのが押井らしくなくて気が抜けた。ニューアカな連中がひれ伏す様な論理武装でもしてくるかと思ったが。そーですよねー、人間論理武装しっぱなしじゃ疲れますよねー。そもそも「球体関節」で「ハンス・ベルメール」で、というキーワードに萎えた。ちょっと時代錯誤じゃないのか?そもそも、少なくとも「GHOST IN THE SHELL」は未来というものについて語っていたけど、この「イノセンス」の主題って…なんなの?
あと犬の話はハッキリ言ってもう飽き飽きだ。ペット犬ってプチブルの匂いがする。やめて欲しい。
今日も会社の「は」クンがオレとオレのオタクの友「あ」クンに聞いてきた。「イノセンス、TVコマーシャルやってて、カッコイイんですが、面白いんですか?」オレと「あ」クン、すかさず返事、「多分訳判んないと思うよ」。
まあなにしろ、この映画はちゃんと劇場で観ますから。