おフランスまで誘拐に行っちゃうざんす!?/映画『Junga』

■Junga (監督:ゴークル 2017年インド(タミル)映画)

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またもやインド映画上映会行って参りました。タイトルは『Junga』、タミル語のコメディ作品となります。なにしろ南インド映画には暗いオレなので、今回は適当にインチキ臭くまとめておきます。

《物語》主人公はチェンナイに住むしがないバスの車掌さん、ジュンガ。しかしある日彼は自分が祖父から父へと代々続いたヤクザ稼業の倅であることを知ってしまいます。「せやせや!シャッショーサンなんかやってられまへんわ!」早速ヤクザに鞍替えしブイブイ言わせまくるジュンガでしたが、彼にはある夢がありました。それは祖父と父が興し現在廃館となってしまった映画館を再建すること。しかしその映画館は現在の所有者である地元の有力者に解体される寸前です。有力者と掛け合うもけんもほろろの対応、怒り心頭に達したジュンガは有力者の娘を誘拐し脅迫することを計画します。しかしその娘ヤジニの住むのはフランスだったのです!

えーっと最初に書いときますが、出演者、特に主演のヴィジャイ・セードゥパティが物語の最初っから最後までブチキレ気味にわあわあわあわあまくしたてまくり、それだけ台詞が多くなった分英語字幕が相当な量になり、英語に弱いオレは殆ど字幕に付いていけない状態でした……。物語の流れはなんとなくつかめたのですが肝心のコメディ部分が台詞頼りのものが多く、そんな訳ですから周囲のインド人観客は結構エシャエシャ笑ってたのにどこがどう可笑しいのかまるで分かりませんでした。スンマセン。しかし悔し紛れに言っちゃうけどヴィジャイ・セードゥパティ、あんた喋り過ぎだ!

さてこの作品、ハイライトとなるのは娘誘拐に乗り出す後半なんではないか、と勝手に決めつけておくことにします。いや、後半のほうが話の流れやお笑い要素が分かり易かったから。そもそも南インドからフランス・パリまで誘拐に出掛けちゃう、なんていうのもなんかこうとんでもないものを感じますが、これはただ単に監督がおフランスの花の都でロケがしたかった!ぼんじゅーこまんたれぶー!」だけだったのではないかと思います。インド人が何の必然性もなく海外ロケするのにいちいち突っ込んでたらインド映画なんか観てられませんよ。とはいえ言葉の通じないフランスで素寒貧の南インド人ヤクザが右往左往する様は確かに楽しかった。

しかーし!ここで一波乱、ジュンガが誘拐する前にヤジニはイタリアン・マフィアに先に誘拐されるのです!「た、助けなきゃ!いやここはオレが誘拐したことにしちゃおうかな!ラッキー!」おいおいどっちなんだジュンガ!お前は結局なにがやりたいんだ!?どっちにしろヤジニ奪還に乗り出すジュンガですが、敵のイタリアン・マフィアは武装して古城に立て籠もっている!ここでジュンガの大立ち回りだ!なんかカンフーみたいな技みたいのも繰り出してるぞ!ってか、この展開どこかで観たような……これジャッキー・チェンの『スパルタンX』じゃんかよ!?

とまあそんな訳で(どんな訳だ)あっちでドタバタこっちでドタバタしながらしつつも最後に丸く収まり大団円となる本作なんですが、よく分かってない中でも一番よく分からなかったのはこの物語がなぜ刑務所移送中の主人公の回想形式で語られるのかなんですが……あと「記憶力がメチャクチャいい」っていう冒頭の設定って後半なんか役に立ってたっけ……いや字幕ちゃんと読めれば分かったんだよねきっと!

主人公ジュンガを演じるヴィジャイ・セードゥパティとヒロインを演じるサーイシャーです。ヴィジャイさん顔濃いです。サーイシャーさんは美人ですがちょっと老け顔という意見も。

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そして!これが今作の隠れた主人公、ジュンガの相棒を演じるヨギ・バブー!いやーなんというか全方位的に攻めまくってるルックスですね!なんか今回の上映会、このヨギ・バブーのファンがいたのか、彼が登場すると指笛が鳴るんですよ!?あとこのヨギさん、なんか見たことあるなあと思って調べたら、ヴィジャイの『Mersal』や女装コメディ『Remo』、シャンカールの『I』やシャールク&ディーピカー主演の『チェンナイ・エクスプレス』に出演なさってるというじゃないですか。ひょっとしてこのヨギさん、南インド映画に暗いオレにとってラジニの次によく見てる南インド俳優なのか!?

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