尻怪獣アスラ

『尻怪獣アスラ』である。尻=アスにかけてるんですね、オホホ。
かつてスペクトルマンやサンダーマスクという特撮ヒーローものには交通戦争が憎くて怪獣になったクルマニクラスとかシンナーのやりすぎで怪獣になったシンナーマンとかマイルドに狂ったモンスターが結構居たものだが。しかし尻怪獣とは。同じく特撮ヒーローものバロム1ではクチビルゲだのクビゲルゲだのピンポイントな部位の怪人はいた。しかしシリゲルゲは確か居なかったと思う。
尻怪獣。名前だけでも脱力感に満ちた存在である。脱力的な怪獣。それは珍獣ではないか。尻珍獣。ああもう書いていて嫌になってきた。さらにその尻そのものが弛緩しきった存在だとしたら、そこに何が起こるのか予測不可能、というかお下劣なことばかり予測できて目も当てられない。だってさ、緩いんだぜ、尻が。

人類に明日(アス)はない。
メキシコバカンスから帰ると俺の尻に激痛が!肛門科の診断結果は驚くべきものだった。なんとメキシコウシガエルに肛門をレイプされていると言うではないか!バカンス中、妻とはキッスもナッシングだったのに、知らぬ間に絶倫カエルにカマを掘られていたとは…ちきしょーっ!
http://www.pand.jp/lineup/albcd-1553s.html

なんかこう、「バカになりたい、 私はバカになりたい」という負のパワーのみで作られた映画であるよな。いや、「バカなんだ、私はバカなんだ」ということを自覚するための映画だというのが正確かもしれない。作った人間もバカ、見る人間もバカ、と。人類総バカ化計画だと。人類補完計画と比べても、目的が無目的で胡乱で支離滅裂であるということからこっちの計画の方に軍配が挙がるよね。何の軍配かはよく判んないけど。
しかしバカになることも時には大切だと思うのである。時々「このヒトきっつい思いして生きてるけどバカになってみれば案外楽なのになあ」などと感じるからだ。つまりは諧謔の精神と云うことである。いやそれはお前が単なるバカなだけなんだろう、って、ああ、まあそうですその通りですすいません余計なお世話でした。