アルバム《ロウ》とオレ

このアルバムジャケットは映画「地球に落ちてきた男」の1シーンだった。映画を見たのは14,5歳の頃だったか。その頃からボウイのファンだったオレだが、この映画のインパクトはあまりに強かった。(映画についてはそのうち書こう)
映画にハマッたオレは、自分自身で映画の中のボウイを追体験するべく、このアルバムジャケットと同じ茶色のダッフルコートを探したんだよ。デザインのポイントは写真のように立てる事のできる襟があることだったね。ダッフルコートって身頃とフードが一体になっててこのような襟が無いデザインのものが多いんだよ。でも探したらあったんだね。オレが住んでるようなド田舎でさ。トグルの部分はさすがに鹿角を模した、映画とは違うデザインだったけど、オレにとって重要だったのは写真のボウイの様にダッフルの襟を立てる事だったんだよ!
手に入れたときは本当に嬉しかったなあ。このコートは確か3年ぐらい着た。大好きなコートだった。
あと、ボウイとは関係ないけど、ロバート・デ・ニーロの「タクシードライバー」という映画も好きでさ、これも、映画の中の主人公トラビスの着ていたのと同じ、サープラス風のオリーブ色のジャンバーを見つけて来てさ、これまた思いっきり小汚くして着ていたな。このジャンバーも大好きだったよ。